

図に楕円で囲ったような部分がそれぞれ異なる結晶が接合したと判断しました.多分異論もあるかと思いますが,一見単純な斑晶のようでもけっこうたくさんの結晶が寄せ合わさってできているのでは,と思っています.
大きな2つの結晶も複数の結晶の寄せ集まりにも見えますが,十分判断材料がありません.
CSD(結晶サイズ分布:Crystal size distribution)で指数分布をとることについて,初期のモデル(Cashman,1988)では開いた系での結晶核生成+結晶成長で説明していましたが,マグマはしばしば閉じた系なので,核生成速度が時間とともに指数関数的に増加したというモデル(Marsh, 1998)や,結晶成長が粒径に依存して大きくなるというモデル(Eberl,2002?)などがでましたが,満足できるものではなかった.最近,結晶の集合で成長するというモデルの論文を見かけたので,そのつもりでみるとそう見えなくもない,というお話.
これも3Dでの解析や,実験的にそのような集合が生じて斑晶が生じる過程を示す必要がありそうです.
ということで本年もよろしくお願いします.
それにしても,十字ポーラーで見れる集片双晶はいつできたのだろうか.実験で晶出させると斜長石に双晶は殆ど認められない(記憶にない).結晶学に強い人に聴いてみたいものだ.
ps いつのまにか画像が失われていたので,元のファイルをアップロードします.誰か気に入らないので念力で外してしまったのでしょうか?意見があったらコメントを書いて欲しいところです.2011.1.18