同じ部屋のES君がOnline publishのCordonnier et al.(2009)epslを教えてくれて眺めているが,高粘性の雲仙溶岩の粘性率測定を行ったさいに斜長石の破砕が生じていてNon-Newtonianなふるまいをすることが書かれていた.実験は平行板法で,試料は径4cm,高さ8cmのブロックを使い,応力は2-50MPa程度である.最大歪量は25%止まりで,時間と共に見かけの粘性係数が減少する.粘性係数の値は10^(10-12)Pasと極めて大きいが雲仙岳の溶岩流の値(須藤他1993)に近い.粘性係数の減少は組織の変化に対応しており,図6のように斜長石斑晶は徐々に破砕されていく.2005年に地震研でHessに会ったら丁度雲仙掘削の試料をサンプリングに来ており,平行板法の装置を作った話をしていたが,その成果の一つが出た.それにしても最近は結晶・気泡を含むマグマのレオロジーの論文が増えてきた.