オールド・ルーキー | 流浪人のココロ ~season3~

流浪人のココロ ~season3~

札幌在住の銀行員兼自称現役ラガーマン。

ポジションは3列と1級FP技能士。

場所をかえながら流浪の旅は続く。


1月末で50歳になった。

きっと社会人になってから1番慌ただしい一ヶ月の一つになるのだろう。


JALの飛行機はANAよりシートが良い。

客室乗務員は、酸素マスクの説明をしている、が、

失礼を承知で言うと、彼女らの存在により救われる命がどれほどあるのだろうか。

閉じられた空間の秩序を保つためには、緩和剤が必要なのか。

それとも事故を未然に防いでくれているのか。

サービスの位置付けで有れば

ビジネスクラスのある飛行機だけで充分なのではと、思う。

飲み物サービスも正直不要だろうし。


本来は、この時間を睡眠に充てるべきなのだろうが、

朝からずっとお客様と話しっぱなしだと、

アドレナリンが出たままで、眠気が襲ってこない。

空港までの道のりも、

メールやら指示やらで40分などすぐに過ぎる。



時は命。


人生は等価交換。



今、尚、身に染みる。



ほぼ満席の室内。

新千歳に向かう。

皆、何を思い、何を抱く。



前にも書いたなあ。オールド・ルーキー。


オールドルーキーですよ。


例えば5年後にふらっと北見来て、

「社長飲みましょう!」って言ったら付き合ってくれるでしょー

今はそういうのが、本当に嬉しくて。

だれも会社名で僕を呼んでくれない。

くだらないかもしれないけれど、

個人を見てくれているようで、本当に嬉しくて。



積み上げたもので勝負しても勝てねえよ

積み上げたものと勝負しなきゃ勝てねえよ


必要なのは走り始めることじゃない

走り始め続けることだ


そしてどんなにささくれだった

激走の最中にも

温もりを忘れるな

愛するものへの温もりを

オールドルーキー



これから先、どんな仕事をしているんだろう。

どんな人生を歩んでいるのだろう。

僕は、ちゃんと、暇つぶしが出来ているのだろうか。

走り出し続けているのだろうか。


窓から見える夕陽は、

いつもより少し背が高い。


いつ終わりが来ても、

次のオールドルーキーが始まったとしても、

一点の曇りもなく、

後悔無き人生であることを。