もしかしたら人間というのは、他人よりも自分のほうが上だという、

どこか誇るものがないと生きていけないのかもしれないね。

============<北野武『人生に期待するな』>

 

マウントをとるなんてことも言われるが、

とっているほうは、気づいていないものだ。

でも、とられたほうはすぐにわかる。

 

人はどうして、自分のほうが上に立たいものなのだろう。

ひとのはなしを遮って、自分の考えを滔々と語るのも、

それがあるからなのだろう。

そんなにすごいと思われたいんだろうか。

もしくは、私の話がそんなに面白くないのか。

 

私は、人からバカにされることがとても嫌いだ。

ということは、自分も、そういうことをしている可能性があるということだ。

怖くなる。申し訳ない。

 

人より優位に立ちたい。優れていたいと思う。

これは潜在的にたっぷりもっている。

イベントの集客だって、販売数だって気になる。

 

優越感とはやっかいなものだ。

捨てられないので、こっそりと懐にしまって、

おとなしく飼い慣らしておくように見張っておこう。