日本人は「正しいことをやれ」という民族ではないのです。

そうではなく「正しさを養え」と言っているのです。

この違いというのは、

この世界に「正しいことは存在しない」ということを示している。

==============<執行草舟『人間の運命』

 

「養正」という。

正しさは、養うものだということ。

養うとは? 鍛錬して少しずつ作り上げること。

何が正しいのか? と考えるが、正しいことなどないのだ。

 

動詞で考えろ、という。

正しいことがあるのではなく、正しさを養うこと。

「足るを知る」も「中道」も同じであろう。

真ん中があるのではなく、真ん中はその時々探すものなのだ。