昨日は「肚をつくる読書会」でした。
一冊の本を肚に落とすように読む。
頭で読む(知識)ではなく、肚で読む(智慧)。
そんな肚をつくる読書会(略してハラドク)です。
北海道は昨年4月から始め、昨日は15回目。
現在は「武士道」(著・新渡戸稲造/岩波ワイド文庫)を課題本として、
義・勇・仁・礼と一月に一章を読み進め、昨日が五回目で「誠」でした。
五回目ともなると、うっすら何かわかるかと思うと、まったくそうはならず、
深くなるばかりです。そうです、それでいいのです。
わからないことをわからない人たちで、わかろうともせず、対話していくことが、
この肚読という場の価値だと感じています。
輪読し(声に出して皆が読む)、感じたことを話す。
ただそれだけの2時間に、なにか後に残るものがあるんです。
わからないからなにも言えず黙る時間。
気になることを言う時間。
わからないから他人の意見を批判することもなく、
人の感じ方、解釈に心を動いたりするわけです。
「誠」は「言」うを「成」すと書きます。
言ったことはやるとうことです。武士に二言はない、ってことです。
今の時代に相応しいのかは、それぞれが考えるにして、
この言ったもん勝ちの世の中で、ちょっとだけ肚にこういう言葉を入れておくだけでも、
生き方を考えることができるのではないでしょうか。
毎月1回開催。初参加も問題なしです。
だって誰も毎月初参加みたいなものです。
ぜひご参加ください。
「武士道」を肚に落とす!
6回目の12月のテーマは「名誉」です。
「名誉」とは、「世の中から尊敬されること」 とあります。
名誉こそほんとに大切で失いたくないもの。
武士は何より大切にしていたようです。
6回目となり終盤に近づいてます。前5回を振り返りながら、
名誉について、皆さんで読んで、対話をしましょう。
わからないからという心配はほんとに不要ですよ。
みんなわからないことを認めてやってますし、
わかろうと思ってやってませんので、この回から参加しても大丈夫です。
肚に落とし行動につなげる、「読書会にして読書会に非ず」の肚読です。
武士道を肚に落とし、心の真ん中において生きましょう。
日時/12月12日(月)19時~21時
場所/エルプラザ札幌 4階 特別会議室
《 札幌市北区北8条西3丁目 》
参加費/1,000円
定員/15名
持ち物/「武士道」(著・新渡戸稲造)岩波ワイド文庫
お持ちではない方には用意しております<1,080円>
申込/エイチエス斉藤和則 ksaito@hs-prj.jp