何万本の秋桜が咲く

太陽の丘



一枚の花びらに

いろいろな表情を見せてくれる


たった一つの季節に

精一杯の姿を見せてくれる


自然が与えてくれる恵みを謳歌し

空と太陽と風と大地を

五線譜にのせて

秋にメロディーを奏でている



その音符に

人は癒される


その音符は

人を明日へ活かしてくれる



急ぎすぎた時間

ふと立ち止まる



太陽の丘は

誘ってくれた・・・


競争と生きる自分に


間違った方向に  

歩みを進める前に


短い小節に  

一生懸命に音をのせる

秋桜たちに







冷たい川に

爪先を運んだ


限界が見えた今日


あなたは  

わかってくれるはず

行き先を消したこと


悲しみを止めて・・・


この日の場面を

どんな小説にしようとも

あなたが決めたこと


幾重にも

輪ができてる


ここにいる

ここにある

感じていたかった


壊れる自分に

勝ちたかった


こんな自分でいることを

奪われたかった


過ちを恐れない

俺でいたかった


愛も

夢も

希望も

涙のしずく


崩れたブロックは

元には戻せない

戻す勇気が無かった


過ちを恐れない

俺でいたかった







海へ続く道

一人歩く

いくつもの水たまりも避けず


陰りを見せた

君の横顔

まるで  雨雲を化粧したように


もう少し  君の隣で

素直になれれば  良かったのに


ゆっくり  傾いていく自分を

遠く  蜃気楼の風景に  立たせてほしい



時には

心に束縛が住む

自分でいる必要はあった


腰ぐらいの背丈の草たち

風にざわめきながら

耳を塞ぐ


自分が  もう一人いたら

君の前に  今  現れて


この僕を  忘れさせるくらいに

君を愛して  奪っていく強さを持てるだろう