先日、ある福祉施設に初めてお伺いしました。
私が伺った施設の中のワーストと言えるような環境でした。
「におい」がまず酷かったし、職員が疲れ切っている感じでした。
ご利用者と顔を合わせても、声もかけられないスタッフ。
たまたま夕食時で忙しい時間だったのかもしれませんが、
笑顔のない日常。
介護リーダーに「なんか暗いですね」って話したら、
「そうなんですよ」とポツリ。
「自分でもこのままではいけないって思っているんですが」
聞くところによると、退去者が増えているという。
経営がまわらず、冬の賞与はカットされるらしい。
組織として末期の状態。
その介護リーダーは、他業界から転職して、
もう10年近くその施設で介護を続けているらしい。
「たぶん、この組織は長く続かないから、転職したほうが良いよ」
と言いそうになりましたが、よく考えてやめることにしました。
福祉という業界は、
良い組織と(敢えて言いますが)悪い組織が二極化しています。
悪い組織はたぶん改善は難しいと思います。
でもそこで働くスタッフはそれに気づかない方が多いようです。
「この組織がおかしいんじゃない?」
って思ったとしても、「周りの職員が親切だから」とか
「ご利用者と離れたくないから」という理由で
転職に踏み切れない方もいると思います。
そういう時こそ、客観的に組織を分析できる人の力が必要だと
そんなふうに考えています。