ストレスをブレイクする)
こんにちは、ダンスパフォーマーの酒井啓至です。
ブレイクは壊れるという意味。
今日は思考の一部をブレイクすると、メンタルがコントロールできるということを考えてみたいと思います。
朝の渋滞に巻き込まれ営業先に間に合わないかもしれない状況。
このとき脳は、「営業先に間に合わず、先方を待たせてしまうかもしれない」と思います。
「動かない...」という現実と「時間通りにいかなければならない」との差にストレスが発生する。
このストレスを忍耐で何とかしようと試みる。
「怒っても早く車が進める訳じゃない」
しかし、しばらくするとまた蒸し返します、「全然進まない、このままじゃ遅れる」。
そしてまた忍耐...。
このように忍耐だとストレスを解消することは非常に難しい。
状況が改善しなければ忍耐し続けることになってしまう。
ここで思考の一部をブレイクをしてみましょう。
ブレイクする場所は、「時間内に間に合わなければならない」という部分。
これをブレイクするとストレスが見事に消えていきます。
「車が動かない...」という現実は変えることが難しいので、「時間通りにいかなければならない」という部分を壊すしかない。
ストレスは発生するときに一定の法則に基づいて発生します。
それは、予定や願望 → 不具合 → ストレス。
こうでなければならない・こうありたいという願望と、その実現を阻む不具合があるとき、ストレスとなります。
早く行きたいのに、足止めされるとストレスが発生するなら早く行きたいのをやめるとストレスをブレイクできる。
プレゼンを成功させたいのにスタッフがミスをしストレスが発生するなら、自分の成功の定義に疑うことでストレスがブレイクする。
このように予定さえブレイクすれば、ストレスが激減します。
予定に合わせるためにできる限りの努力はもちろん必要です。
しかし、その思考に翻弄されて狼狽しても状況が良くなることは少ない、良くなったとしても気分の悪い時間を過ごすことになってしまう。
それならば、予定そのものをブレイクし、ストレスをコントロールするという思考方法はときにとても有効なのかもしれません。
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最後に、人のストレスに対する量(ストレス耐性)というのは無いものと考えた方が良いのかもしれない。※いわゆる忍耐力
例えば、子供の頃電車のオモチャで遊んでいて、思うように出来なかったりするとストレスが発生します。
しかし、大人は同じことでもストレスは発生しない。
この違いは、何かというと大人は電車のオモチャが思うようにならなかったとしても、重要度は低いと考えているから。
大人になったからストレス耐性が高くなったのではなく、そのこと自体に対する重要度が変化したからです。
大人であろうと、重要度が高ければ子供のオモチャと同じようにストレスが発生するからです。
この当たり前の事実を理解していないと、いつまでも忍耐力という力を育てようとしてしまう。
このように個々の人の持っているストレスに耐する力はおそらくあまり違いはないと考えられる。
すぐストレスを感じる人はわざわざストレスを感じるように物事を見ているだけとも言えるかもしれません。
重要度を柔軟に変化させられるか?というところにこそストレス耐性があるのかもしれませんね!
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