英語で考え英語で話をしている?その3でご紹介しました多読ですが、約1年をかけて読み進めて、いつの間にか100万語を達成しました。



本の選び方はごく単純で、タイトルと初め数ページを見て面白そう、と思ったものをどんどん買っていきました。まあ、買ってもすぐには読まず、しばらく積ん読状態が続きましたが、出張の時にカバンに忍びこませておいて、新幹線で一気に読む、というスタイル。
(東京―京都間の2時間強は、Graded Readerを読むのにちょうど良い時間でした



買ったけど結局読み切れなかった本は数冊ありましたが、あくまで、空き時間に楽しんで進めよう、と思っていた多読ですので、無理して読み切ることはしていません。



本の難易度は、Graded Readerの易しいレベルからPaperbackまで、ホントごちゃまぜです。ほとんどの本は2回以上読みました。1回目は通読。2回目以降は気になる表現に下線。知らない単語は英英辞典で調べて、本の余白にメモしました。



読んだ本は以下の通りです。



*ラダーシリーズ
Anne of Green Gables
And Then There Were None
The JFK Story
The Steve Jobs Story
The Beatles' Story
The Barack Obama Story
The Carlos Ghosn Story
The Mark Zuckerberg Story


*SCHOLASTIC READERS
A LION CALLED CHRISTIAN
SLUMDOG MILLIONAIRE
SHERLOCK:A STUDY IN PINK
SHERLOCK:THE HOUNDS OF BASKERVILLE
AN EDUCATION
NOWHERE BOY
MICHAEL JACKSON:THE MAN, THE MUSIC, THE MYSTERY
THE OC:MISFITS BK.


*PENGUIN READERS
1984
BRAVE NEW WORLD


*CAMBRIDGE ENGLISH READERS
The Way Home
Frozen Pizza and other slices of life
East 43rd street
The Fruitcake Special


*Oxford Bookworms
Japan
London
Sherlock Holmes and the Sport of Kings
Sherlock Holmes Short Stories
Love Story
The History of the English Language
New Yorkers
The Great Gatsby
Wuthering Heights
David Copperfield
Chemical Secret



*Graded Reader以外
NORWEGIAN WOOD (HARUKI MURAKAMI)
How to Japan (COLIN JOYCE)
An Englishman in N.Y. (COLIN JOYCE)
LONDON CALLING (COLIN JOYCE)
Let's England (COLIN JOYCE)
WARREN BUFFETT'S MANAGEMENT SECRETS (MARY BUFFETT&DAVID CLARK)
The Oracle Speaks: WARREN BUFFETT IN HIS OWN WORDS
Impatient Optimist: BILL GATES IN HIS OWN WORDS
The Welch Way (JEFFREY A. KRAMES)
英語で考える本 (松本亨)
英語で考えるには (松本亨
私がすすめる英書の読み方 (松本亨)
ある学長の死 (松本亨)
学生との人生問答 (松本亨)
バフェット&ゲイツ後輩と語る―学生からの21の質問―
毎日の英速読 (James M. Vardaman、神崎正哉)
Randy Pausch's Last lecture
Randy Pausch's Time Management




さて、多読の結果わたしの英語力は何か変わったのでしょうか
今の時点で感じる感覚の変化をメモしておきたいと思います。



まず、読むスピードが上がったと感じました。具体的には、今読んでいる地点よりも先に目が行くようになった、緩急を付けて読めるようになった、といった感じ。


読むスピードが上がると、より内容が掴み易い感じがします。まだ感覚的なモノですが、速く読む方が、無駄な語(機能語など)を省いて、ポイントだけを記憶し易いのかな、と思っています。また、緩急を付ける、というのは、内容的に大事なところ以外は一気に読み進める感覚が分かったという感じです。



次に、基本動詞の使い方に慣れてきました。難易度の低いGraded Readerでは、make、have、get、take、goなどの基本動詞を使った表現(熟語表現)が山ほど出てきます。同じ表現を色んな文脈で見つけると、記憶し易いし、どの場面で使う表現なのかも感覚的に分かります。熟語表現は、大学受験の時に表現集を使って大量に覚えたつもりでしたが、多読を通して出会うことで、初めて使い方が体得出来たと感じることが多々ありました。


Graded Readerは語彙制限があるため、難しい単語を基本動詞で表すことが多いです。よって、易しいレベルの多読を進めると、色んなことを基本動詞で表現することに慣れてきます。これは逆に見ると、スピーキングやライティングの際に、難しい単語が思いつかなくても、基本動詞で何とか表現することが出来ることを意味しますので、結果的に、スピーキングやライティング力アップにも繋がるのではないか、と感じました(あくまでわたしの感覚ですが。。。)。


さて、TOEIC SWへの効果はどう出るのでしょうか。そろそろ次の受験を考えようかな、と思います。



この先、300万、1000万語まで行ったらどのような感覚が得られるのか、楽しみになってきました。『英語で考える本』、『英語で考えるには』を書いた松本亨博士が言う様に、Read English. Read in English. Read fast. Read a great deal. Read a great deal every day.をどんどん実践して行きたいですね (最後のevery dayは勘弁してもらうことにします)。



というか、私のメインの目標はあくまでTOEIC SWとBULATSですので、こちらの目標クリアに向けても頑張ります