老害や暴走老人と揶揄する向きもある。確かにそうでその点に異論はないが、そんな抽象的批判がさらなる混迷を招くことになるのではないか。
石原慎太郎の名前で思い浮かぶのは「タカ派」という言葉である。いまやもう死語に近いと思うのだが、Wikipediaに面白い一文があったので紹介しておこう。
"タカ派(タカは、鷹派)とは、強硬的な政治信条を持つ人または集団を指す言葉。過激派(かげきは)、強硬派(きょうこうは)、武闘派(ぶとうは)ともいう。対義語はハト派である。英語でも"The hawks"と呼ばれる。召集されても自分は戦場に行かず、後方で指揮を取るタカ派政治家を揶揄して、「臆病者」を意味する俗語「チキン」と合わせた「チキンホーク(Chicken hawk)」という言葉も存在する。"
都知事時代には週に2,3回しか登庁せず、実務を副知事である猪瀬氏に任せっきりにしていたというのは有名な話しである。後方で指揮を取るタカ派政治家「チキンホーク」。石原氏が第三極のチキンホークにならなければいいが。
太陽の党の綱領で大きな花火を上げつつも、消費税や原発の問題には名言を避けている。大きな花火には賛成であるが、名言を避けなければならない問題にも、日本の抱えている大きな問題がある。第三極結集のために発言が難しいところであるのは理解できるが、この点を避けて通っては第三極とは名ばかりの政局中心の野合集団である。
石原氏がこれら問題に対して、タカの目ではなく、平場で真っ向議論できる人であるか否か。この点こそ一番重要な問題なのではないか。石原氏なくして第三極は成り立たない。保守本流の太陽の党に期待してもいいけど、石原氏や第三極には期待できるわけがない。