「あの子の子ども」「海のはじまり」
どちらも、男性側からすれば、予期せず父親になってしまったお話。
#「あの子の子ども」は、父親に今なることを選ぶのかどうかは、まだはっきりしてはいないが、、、
一方的な見方にはなってしまうのを承知で敢えて書くが、
妊娠するところまでは、男女五分五分としても、
その後は、男が被害者(?)のような気がしてしまう。
「海のはじまり」の目黒蓮にしてみれば、中絶すると思っていたのに、実はしていなかったと、数年後に知らされ、
「あの子の子ども」は、アフターピルで防げると思っていたのに、、、
というところで。
どちらも、産まない、という結論で、男女が合意していたと思われるし、、、
そして、
「海のはじまり」の目黒蓮、「あの子の子ども」の桜田ひよりと細田佳央太の、
親(?)となる当事者たちが、気持ちはわかるが考えが甘い、
ところも似ている。
目黒連の職場の先輩。第10話の、
子供にストレスをかけないために、親がストレスでつぶれたら、子供に対しては二次災害、
という指摘は、まさにド正論、という感じ。
一方、夏(目黒蓮)自身が、親の再婚で、転校を余儀なくされて、、、
という過去を考えると、夏(目黒蓮)の考えも分かるような気もする、、、
あと、水季(古川琴音)の両親、職場の同僚の、夏に対する当たりが強すぎるような気もする。
突然現れた、父親に、あっという間に子供が懐くのをみたら、
おもしろくない(?)気持ちになるのも、わからなくはないが。
「あの子の子ども」の11話ででてきた、生活指導の先生。
言い方は乱暴だし、生徒に寄り添っていない感じはなくもないが、こちらも正論、という感じ。
私は、女性にとって、どのようなデメリットがあるのか、中絶のリスクを理解していない。
そのあたりも踏まえて、もう少し、中絶のリスクに重きを置いて、産む、産まない、の結論を得る展開だったら、
もっと良かったように思う。
高校生2人が、自分たちで決めたい、というのはわかるが、
そのわりに、お腹の中の子どもの写真をみて、産む一択
にしてしまったように感じたので、、、
それはともかく
「あの子の子ども」は、
「しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜」と合わせて、
高校生、大学生あたりの年代の人にみてもらいたい、と思う。