私は、都民ではないので、いわば、傍観者であった。
毎度のことながら、選挙に関しては、不満が多い。結果は別として、、、
知事選など首長選や、小選挙区など、立候補者が何人であろうとも当選者は1人という、選挙であれば、
勝つのは1人で、後は、全部敗者であり、それこそ、2位であろうと最下位であろうと、負けは負けである。
今回の都知事選でいえば、1位の得票数は、2位の得票数の2倍近い数であり、圧勝と言えるのかもしれない。
都民の総意として、都政を小池氏に任せたい、ということなのだろう。
小池氏が新人であれば、ここまでの話で良い。
しかし、小池氏は現職であり、これまで2期8年の評価という観点も、今回の都知事選にはあったと思う。
そう考えると、小池氏の得票率は、43%程度であり、過半数に達しておらず、
都民の過半数は、小池氏の続投を望んでいなかったという結果になる。
この状態を、「圧勝」と言ってよいのであろうか?
Wikipedia情報であるが、4年前の前回の都知事選は、小池氏は、60%の得票率だったようだ。
前回60%が、今回43%と過半数割れ。
選挙戦に勝って、当選したとしても、相対的に、他の候補者を上回っただけであるのに、
有権者全体から信任を得たかのような、言動は気に入らない。
今回の都知事選でいれば、投票率が5%程度上がったにも関わらず、
小池氏は、4年前の前回の都知事選から得票数を60~70万
(福井、徳島、高知、島根、鳥取の都道府県別人口下位5県のそれぞれの人口と同程度又はそれ以上)
失ったことを、深刻にとらえるべきではないだろうか。
小池氏に限らず、開票直後に当選確実がでて、
インタビューに答えている当選者の映像を見る度に感じる、選挙に対する不満の1つがこれである。
なお、私が受けている印象は、積極的に情報を得ようとせずに、受動的に入ってくる情報に基づいており、
もちろん、全てを知っているわけではない。
積極的に情報を得ようとせずに、受動的に入ってくる情報とは、
スマホで勝手に表示されるニュース、
テレビをつけて、見ようとした番号が始まるまでに目に入った番組、
パソコンで何かを調べようとしたときに、目に入るニュース
新聞をペラペラめくったときに目に入った見出し
などである。