この人しかいないと思って、自分と息子の人生までも大きく変えてしまい、たくさんのものを失った。
どんなに長く続いていようが、結局は不倫。
失うものはあっても得られるものなんか一つもなかった。
私の最後は、情けないことに彼に男性の不倫相手ができたことが理由で別れることになった。
真相は彼にしかわからないけれど、男性も女性も両方いたのかもしれない。
嘘にまみれた日常で、疑心暗鬼の毎日で心から安堵できる時はなかった。本当に疲れた。
どんなに自分の気持ちを伝えても、彼に一つも届くことはなく、なおも嘘で誤魔化されることの繰り返しだった。
自分の気持ちを伝えれば伝えるほど、彼には何も響かないし届かなくなっていった。
そんな状態で一緒に居ても、どこかに出かけても別れが目前に迫っていた時期はお互い一緒に居ても楽しくなかったんだと心底思う。
途方もない時間を無駄にしてしまった。
人生の大半を無駄にしてしまった。
小さかった息子はもう成人を迎えた大人になり、私も歳をとったと同時に親も歳をとり、あと何年生きてくれるか。。という年齢になった。
不倫は結局後悔だけの結末しか迎えられないんだと、不倫関係で始まれば結末は嘘と裏切りで終わるものなんだと痛感した。
因果応報。
彼の浮気相手として始まった関係は、彼に浮気された形で結末を迎えた。
こんな結末を迎える前に別れる大きなタイミングはあった。
彼の3番目の息子ができた時。
この時にきちんと別れていればよかったものの、この時はまだ彼とちゃんと思い合えていたと思う、そんなことから別れは選択できなかった。
3年前に彼から他の男性の不倫相手がいることを打ち明けられた時、もう一度信じてみよう。。なんて浅はかなこと考えずキッパリ終わりにすべきだった。
もう、このタイミングでは、彼の気持ちは私から遠ざかっていたのだから。
後悔と悔しさしか残らなかった結末は、自分の選択ミス。自業自得である。
不倫は結局そういう関係値でしかない。