以前、『魔法の質問』を学びました。
きっかけは…何だったかな?
いろいろな出会いの中で、魔法の質問を学んだ人がいて、その人の話に共感したというか感動したからだったかな。
人間の脳は質問されると答えが出るまで考え続けるのだそうです。
例えば…
「あの人あの〜月9に出てたほら誰だっけ〜」
って聞かれたとします。または、自分で言ったとします。
その時は思い出せなくても、その後、洗い物をしているときとか洗濯物を畳んでいるときとか、全然関係ないときに
「あっ永山瑛太」
と、思い出したりします。
なので、
一度された質問は答えが出るまで、頭の中にずーっと問い続けるんです。
で、本題。
私には魔法の質問の師匠が何人かいるのですが、その中のひとりにハッとさせられた質問をされたことがあります。
それは
「誰が?」
です。
親って、「子どものために」とついつい口出ししがち。
「行けるなら少しでも偏差値の高い方が良いんじゃない?」
「家から近いからこっちの方が安心よ〜」
なんて進路のこととか、
「ちゃんとした人になりなさい」
「人に迷惑をかけないで」
とか(笑)。
でも、そんなときこそ、
「誰が(そう思ってるの)?」と自分に質問してみてください。
私は子どもに「良い子になってほしい」「ちゃんとした大人になってほしい」「友だちをたくさん作って欲しい」などなど…
たくさんのことを期待し、望んできました。
「あなたのためよ」って。
でも
「誰がそう思ってるの?」って自分に聞いてみたら、
「全部私が思ってることだ…」って気づきました。
子どもたちの人生は子どもたち自身のもの。
親と言えど、それをどうにかすることはできません。
良い子は私が考える『良い子』。
ちゃんとした大人も私が考える『ちゃんとした』大人。
友だちをたくさん作って欲しいと思ってるのも私で、子どもたちは「友だちはたくさんいらない。疲れるから」とあっさりしたもんです。
それからというもの、子どものことでイライラしたりしたときに、なぜイライラしてるのかを考えるのと同時に、「誰がそう思ってるの?」と自分に問うようになりました。
大抵「私が」です
勝手に思って、勝手にイライラして…。
子どもにとったら迷惑なもんです
子どもが目指す大人、生き方をコントロールしようとせず、「誰がそう思ってるの?そう考えてるの?」を常に自分に問いかけて、子どもの考えを尊重していきたいと思います。