夜中に
「ママママ」と呼ばれた声がして、起きたら、
車で寝ているはずの三女が、トイレでうずくまって泣いていました。
ええっなんでどーゆーこと
とりあえずお隣にものすごく近い場所にあるトイレからは移動させて、リビングで話をすることに。
・・・と言っても、しゃくりあげているだけで話ができる様子ではなく。
とりあえず落ち着かせようと、私は吐く息を長くして
「フーーッ、フーーッって吐いてごらん」
と言いながら背中をゆっくりさすりました。
しばらくすると落ち着くのですが、何かが頭をよぎるのでしょう。すぐにまた過呼吸状態に。
そのたびに「フーーッ」を言い聞かせて、とにかく呼吸を落ち着かせるように促しました。
ポツリポツリと落ち着いたときに出てきた言葉を整理すると、
・気持ちが悪くて車で吐けないから帰ってきた
・先のことを考えたら気持ち悪くなった
・何がしたいのかわからなくなった
・友だちと電話してたけど、それを切ったら具合が悪くなった
・薬は飲んでない
・心と体が矛盾している
なるほど。
「自分はある程度先が決まって、そこに向かってまっすぐ進むのがラク。誰かに決められたのは嫌だけど、先が決まってないのはツライ」とも。
ふむふむ。
「決めた高校は変更しなくていいんだよね?」
「うん」
「なら、とりあえず3年間は決まってるよね」
「うん」
「お金も欲しいんだよね」
「自分のお金が欲しい」
「じゃあ、何かのバイトはするよね」
「居酒屋ならそんなに髪色気にしないから、居酒屋がいいかな」
「倉庫も大丈夫だよね、きっと」
お、お。
少しずつ会話が続くようになってきたぞ
「You Tubeのコメントで、ある人がスクールカウンセラーさんに
「体が死なないように心が何度も死んでくれてる」
と言われたことで、少し楽になった、というのを見て、今、自分はそういう状態なんだな、と思ってる」
とも話してました。
余談ですが…
私はどうやら『死』という言葉にとても敏感に反応するらしく、というか、その言葉を聞いたときのダメージがデカいらしく、娘のその言葉にも「ズドーン」とやられました
でも、自分のことを冷静に分析できているのは悪いことではないので、「そうなのね」と表向きは冷静に受け止めました(笑)。
そこから学校の話になり、
「何とか教室で授業を受けたい」と言うので、
「じゃあやっぱりカツラだな」という話になり、
最近利用している安い通販サイトで安く出てるよ〜と教えてくれたので、「それで買って被って行ってみよう」という事に。
どうしても黒くしたくないそうなので、仕方ない。
先生の言ってた『学校外の周りの目』も『学校内へのいろんな影響』もこれでクリアできるはずということで早速購入。
何か指摘されたら、
「これはこちらなりに考えた結果です」と。
「先生の希望を叶えつつ、自分の希望も叶えるためにカツラを選択しました」と。
「髪が黒ければ教室で勉強できるんですよね」と。
そう伝えようね、と娘と話し合いました。
そうこうしているうちに時刻は5時…
私はいつも5時半には起きるので、
「ママはもうこのまま起きるわ。ママの布団で寝ていいよ」
と言って寝かせました。
いや〜。突然でびっくりしましたけど、そういえばお長女もも具合悪くなったり、突然大声出したりしてたなぁ…と思い出して、ゆっくり話せて良かったな、と思いました。
でもねぇ〜。やっぱり眠い〜