旧ソ連時代を感じる地下鉄の走る街へ | L I F E   I S  A   J O U R N E Y

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ただ思い付くがまま、世界を旅した1年を経て、マレーシアに移住することになりました。



オーストリアを堪能した後は、次なる国ハンガリーを目指します!!



ハンガリーって聞いて何をイメージしますか・・・??



私、何もわからないまま、ハンガリーに行きました。



だってウィーンで年越しするなんて物価高すぎるし、ちょっとでも宿代を抑えるには東へ行けばいいんだ!と安易な考えで、バス代が安かったハンガリー行きを決めたわけで。



どうしても国境に対して疎くなるヨーロッパ。



ハンガリーに来た実感というか、今まで見てきたヨーロッパの他の国とは違うなぁと感じたのが、首都ブダペストの地下鉄でした。




 


が、その前に、ウィーンからハンガリーの首都、ブダペストまでの移動について。



ダイレクトに移動するのに簡単で安いバスを利用。



ウィーン―ブダペスト間はいろいろなバス会社が走っているので選びたい放題ですが、その日一番安かったorange waysを片道4900HUFで予約。



支払のときにユーロ建てかフォリント建てか選択できるので、レートの良いフォリントで支払いを済ませました。



ウィーン中心部から少し離れた場所にあるOlympiaplatzというバスステーションから発車するので、そこまではU2(Uバーン)を利用して最寄り駅のステーションまで行きます。



 



駅を出るとSTADION CENTERというショッピングモールが現れるので、建物の裏側がちょうどバスターミナル(・・・というよりかはバス停)になっているのでそこからバスに乗ることができます。


 
 



建物内にはカフェやドラッグストアなんかもあるので、ここで食料・水は調達可能です。







いたって普通のバス。Wi-Fiはなし。



ウィーンからブダペストは約3時間。寝てたら一瞬。



てっきり大きなバスターミナルに着くんだとばかり思っていたら道端で降ろされて、ここどこやねん状態でしたが、近くに地下鉄の駅があったのでそこから宿へ向かいます。



バスから景色を見ていてもなんだか違う感じはしたけれど、地下に入った途端、違う国だなって実感が沸きました。



オーストリアに比べてホームレスやアル中が極端に増えた。



ウィーンから来たからか、冬というのも重なってか、良くも悪くも陰気な感じ。



東へ来ているんだなぁ~なんて思いながら、とりあえず切符購入の窓口に並ぶ。



 
 


両替もATMもないから現金フォリントがないのでクレジットカードが使えそうな窓口へ。



窓口のおっちゃんは愛想も良くって英語も話せて安心。







とりあえずは1回乗車券を購入。



ブダペストの地下鉄もセルフ改札タイプですが、ホームに降りる前に必ず駅員のチケットチェックが入ります。

 
 
現在、ハンガリーの地下鉄は4路線が走っているのですが、1号線は19世紀末に欧州大陸で初めて開通した地下鉄というかなりロマンのある路線なのです。



(残念ながらヨーロッパ最古の地下鉄はロンドン・・・)







そして、この何とも言えない歴史を感じる黄色い車両が走っているのが、 1号線。



実は電気地下鉄としては世界初のものだそう!



ホームといい車両といい、車内の造りや揺れ、音、何もかもが社会主義、旧ソ連時代にタイムスリップしたような気分になれるこの路線。


 




そして、こちらは3号線。



2号線、3号線は社会主義時代に開通したもので、4号線は2014年に完成したばかりの新しいもの。



路線によって時代背景の違いを感じることができるブダペストの地下鉄、私はかなり好きです。



 



1990年に完成した3号線ですが、70年代に建設が始まったこともあり、なんとなく社会主義の香りが残っているように感じるのは、このかなり年季の入った車両が走っているからか、なんなのか。







ちなみに、2号線はホームへ向かうエスカレーターはかなり見応えありです。



というのも、めちゃくちゃ早く動く上に、とにかく長い!深い!!!



どんだけ下るんやって心配になるぐらい深いんです。



深い地下鉄はソ連時代に地下シェルターとして利用されていたとか。







今までも社会主義の国には行っているのに、社会主義についてもっと詳しく知りたい、旧ソ連のこと、この国のこと、ちゃんと勉強しなきゃいけないって思わせてくれる何かがこの国にはあった。



時間のある今、もう一度、勉強し直します。