※かなり空いてしまったヨーロッパ編ですが、日本にいる間になんとか!完結させることを目標にがんば・・・り・・・ま・・・・・・す。
![IMG_20150228_001158906.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/20150228/00/hrmbnbeg51/97/69/j/o0800045013230690062.jpg?caw=800)
本場のウィーンでオーケストラなんて、絶対めっちゃ高いや~ん!って思ったあなたに朗報。
あの世界的に有名なウィーンフィルハーモニーのニューイヤーコンサートが行われるあの会場で、たった€5でオーケストラの演奏を堪能できちゃう方法があるんです。
記憶にも新しい2002年、小澤征爾さんがニューイヤーコンサートで指揮されていましたよね、あの会場です。(えっ、もう10年以上も前なの?!ひぇぇ。)
そして、エンディングと言えばあの有名なラデツキー行進曲。
さあ、私はラデツキーを聞くことができたのでしょうか?(・∀・)
こちらが会場となるMusikverein(楽友協会)
あの有名なウィーンフィルハーモニーの本拠地となる場所。
ただ、毎日行われているコンサートがウィーンフィルというわけではないんですね。
ウィーンフィルのコンサートは会員でチケットがなくなってしまうので、チケット入手は至難の業なんです。
が、とにかくこの場所でオーケストラを見るにはチケットを購入しなくてはいけません。
・オフィシャルHPからのネット予約
→私はこれを利用。簡単。クレジットで支払できるしね。
・事前の窓口購入
・当日夜の争奪戦参加
上記、お好きなものをお選びください。
もちろん、これは€5立ち見席の話。
指定席のことはわかりません。
オフィシャルHPを見れば、その日の演奏曲目、指揮者、オーケストラがわかるので、こだわりのある方は、それを参考に選んでみてください。
ただ、インターネットで購入した場合は、当日1時間前からチケット引き換えに並ばなくてはいけません。
が、これがちょっぴり厄介。
というのも、このチケット引き換えと当日券購入者は一緒に並ばなくてはいけないのです!!!
1時間半前に行ったから全然余裕だったけどね、当日券のためにここは中国かwとツッコミたくなるぐらいの中国人が後から殺到していたので、早めの行動をおすすめします。
今日の相棒、中国人のジェニーは彼らを見て、「中国人はお金ないからね」って笑ってた。
もちろん、ギリギリに行ってもインターネットで支払は済ませているのでなくなることはないですが、オペラ以上にオーケストラの立ち見席は前じゃないとまじでストレスフル!
無事、チケットをゲットしてホッと一息、こんな写真を撮ったり・・・してる暇はございません!!!
そう、立ち見は早い者勝ち、弱肉強食の世界なのです。
チケット確保できたら、クロークに向かって荷物を預けましょう。(地下へ)
こんな素敵な建物をゆっくり見たい気持ちを抑えて、立ち見席に続く階段の下へ急ぐ。
しっかり者のジェニーに急かされたおかげで、なんとか2番を奪取。
ここまで来たら、やっと一息、交代で建物内をうろうろ見学できました。
一人じゃないっていいね。
さぁ、いよいよ立ち見席の案内が始まります。
このドアの向こうが立ち見エリア。
ドアはこちらとあちらの二つ。
私たちは2番手。
ジェニーが1番に並んでる夫婦がとろそうだからどうしようとか言い出す。
あたしたちの後ろに並んでる日本人女性2人組も走る気満々な会話してる。
え、待って、走るん??!w
鈍足なことをジェニーに伝えて、場所取りを託しました。
スタッフからGOサインが出た瞬間、みんな全速力で最前のバーめがけて突進ww
ジェニーのおかげで無事最前列確保。
この会場、最前列しか手すりがない上に、立ち見エリアは床に傾斜が全くないので、最前列じゃないとかなりしんどいと思われます。
ここまで来て、やっと安心できるわけ。
な、長かった・・・
最前記念にはいチーズ的な。
会場となるホール内は照明がついた瞬間、更に金色に光り輝き出してまさに豪華絢爛。
テレビで見ていたときよりもコンパクトな会場。
指定席の人たちは正装して優雅や・・・
(そして今日も絶賛ユニクロフリースの私!これが精一杯の正装なんだよ!)
定刻19:30にコンサートスタート。
ちなみにこの日の詳細はこちら↑↑↑
あ!この曲知ってる!!ってなるような有名な曲ばかりで初心者の私でも楽しめる2時間で、もちろん念願のラデツキー行進曲も聞くことができました!!!
太鼓のリズムを聞いたらラデツキーだとわかるぐらい有名なあの冒頭。
あの会場全体の拍手と指揮者に合わせて強弱がつく感じ。
会場の一体感。
なにこのハッピーな感じ!!超楽しい!!!!
やっぱりこの日の一番はラデツキー行進曲でした。
もちろん、マーチなので、中世ヨーロッパの兵隊の行進をイメージするし、その先には戦いや悲しい歴史もあるはずだけれど、兵や国を鼓舞する力がありますよね。
はじめてのオーケストラは初心者の私にでもすんなりと入ってきやすくって、オペラやバレエよりも100倍楽しかった!!
(もちろん、バレエも素晴らしかったんだけどね。バックグラウンドがない私には理解するのがなかなか難しかったというか、芸術肌じゃない石頭野郎なので難しかったんですよね。それに比べて音楽って馴染みもあるしもともと演奏するのも聞くのも好きだから始まった瞬間から溶け込めた感じ。)
そんな楽しくってハッピーな時間は一瞬で、コンサートも終了。
コンサートの後には立ち見客も指定席エリアまで行くことができるので、ステージ近くまで行ってVIP感を満喫。
もちろん演奏中の撮影は厳禁ですが、指揮者入場直前やアンコールの合間などはカメラオッケーなので、オーケストラ団員の写真を撮る際にはその時を狙ってください。
本当これだけでウィーンに来た価値が何倍にもなった。
一生に一度の夢。
ウィーンニューイヤーコンサートへの憧れがまた一段と強くなりました。
そして、相棒ジェニーがいて本当楽しかったよ~謝謝~!
たまたまドミで一緒で、たまたま同じ日のチケット持ってただけで、会ってすぐこんなにも仲良くなれるなんて最高すぎるでしょ(・∀・)
さぁ!これで心置きなく次の国へ向かえるよーーーー!!!