文字数制限で前書きはこちら ⇒ これまで(2/3)
中央に集まった線材はとりあえずバックミラー等にひっかけて邪魔にならない様にしておき、これからナビに接続する車両のコネクターを探して引き出しておく様にする必要がある。
これはオーディオレス車の場合には、これらのコネクターはテーピングで固定されており、車両のハーネスに固定されている為にこれらを取り外して使用できる位置まで引き出しておく必要がある。
まずはオーディオの取り付け口から右下を見てみると上図の右側にある様にアンテナコネクターが見えており、このコネクターが出て来る様にコネクターの上にある白いテーピングを取り外す。
その白いテーピングを1か所取り外すだけで上図の様にアンテナ線がだいぶ長く引き出せる様になる。
このアンテナ線は通常FM/AMアンテナとして利用するもので、ナビでは渋滞情報のFM・VICSのアンテナとしても利用する他、AM帯での渋滞情報の受信でも使用する事になる。
そしてオーディオ取り付け部分の正面を見ると白いテーピングが2か所見え、この2か所のテーピングを取り外しておく。
この2か所のテーピングを取り外すと上図の様にオーディオ関係の白い角形コネクターが出て来る様になっており、こちらもアンテナ線と同様の長さ分だけ引き出せる様である。
更に先程のアンテナ線やオーディオコネクターの際にも見えていたのだが、ナビ用のコネクターが上図の様に黒いテープで固定されている。
今までの固定が白いテープだった為にナビ用のコネクターが出て来るかと思われたが、今回の車両では上図の様に黒いテープで固定されていた。
このコネクターからはナビで必要な車速信号や、バック信号にパーキング信号等が出ている為に、ナビの取り付けの際には必要である。
これらの引き出した車両側のコネクターに、上図の様に別途用意した車種別専用ハーネスのコネクターが合うかどうかを確認しておく。
これらの信号は色々なサイトで調べる事もできる為に、車両側のハーネスからコネクターを取り外しギボシ化する事も可能であるが、2~3千円程度で購入出来る為に用意しておいた方が良いだろう。
そして車種別専用ハーネスで余ったコネクターが上図で、これはリアスピーカー用のコネクターなのだが、今回の車両にコネクターが無かった様に思えるが、どっちみちリアドアにスピーカが付いてなくフロントだけで良いと言う事だった為に使用しないでおく。
最近ではマークチューブを通すのも手間でコストダウンになる為か、実際の線材には信号名が記載されておらず上図の様な説明書を見ながら線色で判断して接続する製品が多くなって来ている。
車両側のコネクターと車種別専用ハーネスのコネクターが合う事を確認し終えたならば一旦取り外し、後はナビのハーネスと車種別専用ハーネスのギボシ端子同士を上図の様に組み合わせておく。
これはギボシの接続ミスを防止する為で、見える場所で見やすい状態のままで接続しておいた方が作業性も良いだろう。
後は車両側もナビ側もコネクター1つなので間違える事は無い。
上図の左下に見えるコネクターがナビ用のコネクターだが、ナビ側からの線材で車速信号やリバース信号にパーキング信号の線材がかなり長い為に、ナビ本体の背面でぐるぐる巻きにならない様に切断してから上図の様に他の線材と同じ長さに切り直してからギボシ端子を取り付けて接続しておく様にする。
但し、パーキング信号だけは本来のパーキング信号へとは接続せず、上図の様にクワガタ端子を取り付けておき車両側とナビ側から来ている黒いマイナスの線と一緒にナビ本体に固定しておく様にする。
これはパーキング信号を殺しておく事で走行中のナビの操作やTVの視聴ができる様にするもので、特に走行中に助手席の人がナビの設定をできないのが不便な為にこの接続をする事がほとんどで、TVの視聴を希望する人も多くなっている様である。
そして車両側のコネクターと同じ程度の長さであれば、これまで追加した地デジのアンテナやGPSアンテナにマイクの線等の長さが間に合うはずなので、上図の様にコネクターの先端を合わせておく様にする。
地デジのアンテナ線は長い為に、上図の様にナビの背面である空調ダクトに左右に分けてぐるぐる巻きで結束してある。
配線関係はこれで全ての為に、今度はナビ本体の取り付けに関する準備をするが、取り付け用のネジは上図の様にナビ本体の上部にネジ類が貼り付けてあり為に取り外してネジを出しておく様にする。
純正品番などは上図の様に記載されている為に、この型式で同じ物を購入する事もできるだろう。
そして今回は純正のオーディオ取り付け金具を用意してあった為にそのまま使用するが、上図の様に取り付け金具には94Lや94Rと記載されている為に、この末尾のLが左側でRが右側用である。
そして上図の様に取り付け金具をナビに付属のネジで固定するが、4ヵ所全て固定はできず片側3ヵ所での固定になる様である。
これはカナック企画やエーモン製の取り付け金具では違っているかも知れないが、実際に合わせてみて固定できる部分だけのネジで良い。
ここで注意が必要なのが左側である表示器側にフェイスパネルを使用している事で、今回は200mm幅の所に180mmのナビを使用した為にナビの両側に10mmのフェイスパネルを必要とする。
そのフェイスパネルが上図で、プラモデルの様に部品を切り離して使用する感じになっており、左右で形状が違う為に注意する。
今回は線材を切り揃えてスッキリと取り付ける為に、上図の様にナビ背面にあるネジ穴を使用しないで取り付けるキットだった為に、ここでマイナス線を中継する様にしたが、ここのネジサイズがM4だった為にクワ型端子のサイズがもう少し小さい方が良かった感じである。
後は上図にあるFM/AMアンテナや地デジアンテナにGPSアンテナのコネクターに、組み合わせておいたナビと車両側のコネクターを接続すれば完成となる。
地デジのアンテナは今回フルセグナビを使用した為に4本共に接続するコネクターが決められている為に、コネクターに貼られている番号と本体背面の番号を確認して挿し込む様にする。
最後に忘れていたスピードメーターを戻しておくが、背面にあるコネクターを1個挿し込んでから下部にあるホックを挿し込んでから上部にある2本のネジで固定する様になっている。
ナビ本体を上図の様に軽く車両に挿し込んでおき、後はエンジンキーをアクセサリー(ACC)位置に回せばナビに電源が入る。
その際に上図の様な画面が表示されればまず問題無いが、できれば【確認】後に【後から設定する】として仮にナビを立ち上げ、TVやラジオにUSB等の動作を一通り確認しておくと良いだろう。
ナビの固定は上図の様に上側に取り付け金具の方に位置合わせの穴がある為に、この穴に車両側の突起を入れておく様にする。
後はその下にあるネジ穴にネジを入れて固定しておく。
更に下側にある2か所のネジ穴をネジで固定すれば完成である。
ダッシュボードのパネルには上図の様にホックが多数出ている為に、これをダッシュボード側の穴と合わせる様にして取り付ける。
上図では横長の各穴が2つ見えるが、先に下側にある爪を挿し込んでおく必要があり、その後に上図の上部ホックを叩きながらはめ込む。
取り付け後には実走行でセットアップ画面から車速センサーの自動検出を行う必要があり、これは20~40km/h程度で走っていればすぐに完了する為に、GPSが受信でき他の車が来ない様な場所で行う。
以上で完成だが、ポイントバックが20%ほどあった為に、上図のナンバーキーホルダーを作ってみたが、千円だけで作れたのでどんな感じなのか作ってみたが悪くなかった。