Headway HD-CUSTOM Romania 28 #2928 客注カスタム品の中古品です。
紹介はミュージックプラザオグチ HP こちらをクリック

飛鳥工場で数枚持っていたルーマニアスプルースを使った客注オーダー品です。 ルーマニアスプルースは、ジャーマンスプルースの近縁だと百瀬さんから聞いてました。 百瀬さんも数本作ってますが当時はジャーマンとは結構印象が違うなぁって思ってました。 偶然このブログを打ち出したタイミングで過去に販売した百瀬さんの企画のルーマニアスプルーストップのHDがメンテ入ってきましたが、完成当時の印象とはだいぶ違うものになっています。 ピッキングの位置とかピッキングそのものも重要なのですが、(経年変化による)角の取れたリラックスした甘いトーンを持っていたのです。 

オグチHPのこのモデル紹介でも触れていますが、ある特定のグランドピアノの持つトーンと共通するもの持ち合わせてるんですね。
 
今回紹介のギターも完成時には感じ取れなかった深い味わいの甘いトーンを持っています。
 
そういえば私の仕事で数本ジャーマントップ作ってますが、それらも今はまた違う表情を見せるのかもしれません。 コロナ禍入った頃に2本メンテで預かりましたがジャーマンらしい厚みとか雰囲気はたっぷり感じられました。


 
ヘッド形状はHD-110型。マーチンと何が違うんだ?って感じですよね(笑)
1,6弦の下からナットの付け根に向かっていくラインが直線です。
 
ペグはウェバリィ。ペグブッシュは後藤ガットの六角形のもの。
 
ホンジュラスマホガニー1ピースのネックで、28型なのでボリュート有り。
 
ポジションマークは28タイプのドット。
 
とても良い質感のインディアンローズ使っています。
そういえば、私が関わったプロトタイプでめちゃくちゃ良いインディアンローズ使った個体があって、それを中古屋が勝手に何とかローズって決めつけて販売してたの聞いてますが、インディアンローズしか使ってません。 私がニューハカとかマダガスカルローズ使ってるのは~~CUSTOMって付いたモデルのみです。
 
施主の希望でエレアコ前提にエンドピンジャックを開けて完成させました。 現在はL.R.Baggs i-Beam Activeが載っています。 このPUが載った状態での生音の音色バランスが絶妙だと判断して現状で販売しています。