これは現行品で流通している、Jim Dunlop  JH-F1 (これは私の所有品)。 これが一番良いのですが、いかんせん大きすぎたり電源は電池内蔵のみ、イン/アウトのジャックがよくあるエフェクターと逆、とか煩わしいことがたくさんあります。

 

 

私もディープな人たちの足元には到底及ばないのですが、今回は自分のわかる範疇で、本格的な真空管アンプを持ってない人とか、そんなデカい音で弾けないよ、って方たちにもFuzz Faceの楽しさとか醍醐味を実際に掴んでもらえるように紹介していきます。


一般的に認知されているファズは、ファズフェイス系とビッグマフ系に大別されます。トーンベンダー系とかもありますが・・・

ファズに共通しているグッとくる部分ってのは、充分に歪ませた時のグイっとくる押し出し感とその音に乗ってる彩りです。 それは任意のツマミの位置ではなく、FuzzなりSustainなり歪ませるツマミが全開であるのが好ましいです。 ひとことで「全開が基本。」

 

 

最近話題になっているのは、FuzzをONにしながらギター本体のボリュームをいじって、激歪みからキラキラしたクリーンまでを自在に操る楽しさについてのようですね。 世間ではそれがきっかけでVEMURAMがよく売れているそうです。

私が見ている範囲では、そういったものが身近になったきっかけは、冒頭に上げた写真のJH-F1です。
BC108というシリコントランジスタを(再生産させたのだっけかな?)使い、往年のトーンを現実的な価格で流通させたことは相当画期的だった事だと思います。 私もこのモデルがきっかけでFuzzの面白さを体感できました。

でも、一般にはデカすぎるんです。


そんなわけでJim DunlopとMXRで、使いやすいサイズのものを色々と出してきていますが、今どき、Fuzzの世界に一歩踏み入れるためのベストはこれ。


MXR  Classic 108 Fuzz 
輸入元のモリダイラ楽器HPはこちら

 

オグチHPの紹介はこちら
このモデルが最初の方で説明したグッとくるものを充分に持ち合わせています。 そしてギターのボリュームを絞った時の繊細なキラキラしたトーンもかなり気持ち良いです。 

ぜひ、Fuzzに興味持ったら是非このモデルを(株)ミュージックプラザオグチ松本駅前店(クリックするとHPに行きます)まで買いにいらしてください!

 

 

さてこのClassic108Fuzzの使い方ですが、

まず、「マンガン乾電池を内蔵」させます。
 

ギターは「フェンダー系シングルコイル」が良いですね。 安いギターではなく、それなりに作られているギターの方がボリュームしぼった時の音質が良くなります。

 

「アンプはトランジスタアンプでも良いです」。 本当は真空管アンプでそれなりの音量を出しているのがベストですが、コロナ禍ひと段落ついてスタジオに入りやすくなった時までのお楽しみで、まずは家の練習アンプ(デジタルで音作りしてるものは相性悪いかも?パワーアンプ部がデジタルのものは行けてます)でやってみてください。 アンプのツマミ設定は、軽く歪ませてるのが良いとされてて確かに弾きやすいですけど、クリーンでも行けます。 私はクリーン推奨です。 初心者のうちは軽く歪ませてみた方が弾きやすいかもしれませんね。

 

「ツマミ設定」ですが初期設定でFuzzは全開、Volumeは0。バッファーはOff。
スイッチONにして、Offの時より少し音量が出てるくらいまでVolumeを上げます。(調子に乗ってVolumeまで全開にするとアンプぶっ壊れるかも?笑)

 

基本は以上です(笑) 

あとはギター本体のボリュームを手元でいじって、絞って歪みが弱くなっていく過程を楽しみます。
でも、たいていはある程度手元を絞ってもクリーンにはならないでしょう。

そんな時はFuzzを少しずつ下げて様子見します。ギターのボリュームが3くらいでクリーン出れば上々?
8とか7で調子良いオーバードライブみたいな感じとか、そういう所をFuzzツマミで探します。

やればわかりますが、Fuzzツマミを下げ過ぎると、クリーンは出ても「なんか違う・・・」って感じになります。
その折り合いを付けに行くので、セッティングに結構時間食います。でもそれが楽しかったりします。

アンプに向き合いながら、自分と向き合う時間になります。

とても大事なのは相応なピッキング。

ピックの当て方ありますんで、それも研究しながら楽しんでください!

30分くらい格闘していれば、体が慣れてきて良い音色が出てくるでしょう。
 

ギターのボリュームを絞って得られるベルトーンとか鈴鳴りとか言われるものが気持ち良いですね。 アンプのみでのクリーントーンより気持ち良いはずです。 とはいえ、ずいぶん前に有名掲示板サイトでひたすら鈴鳴り鈴鳴りって書いてるの見ましたけど、Fuzz Faceの本筋は全開~クリーンのグラデーションとかその折々のテクスチャーでしょうね。

 

 


そして話題は変わってもう一つ外せないのがBig MUff。


本家エレハモはものすごく良い仕事しています! 常にこの4機種は切らさず店頭に並べておくようにしています。

 

Fuzz Face か Big Muff のどちらから Fuzz に触れていくかは、その人のノリだと思いますが、
今の時流的にFuzz Face系のMXR Classic 108 Fuzz を初めてのFuzzにおすすめしました!

 

ようこそ!Fuzzの世界へ!