ヘッドウェイに力を入れているのには理由があるのですが活字にはしていません。 それは長く付き合ってるお客さんは知ってることが多いですし、カスタムオーダーを注文くださった方に理由を説明するとものすごく納得されます。
「ヘッドウェイを買うならオグチの有村からでしょう」という方も相当おられます。 これまでの積み重ねた実績からですね。
というわけでヘッドウェイ欲しい方、お待ちしてます!
このモデルはHD-503A,S/ATB。 ヘッドウェイのラインナップの中で私個人もおすすめしているギターです。
500番台モデルは、外観にオリジナル志向が強くあります。復刻以降ではローズの528というモデルから使いだし、その後ローズは501、マホは503と固定されます。
というわけでこのギターはトップ材にシトカスプルース、サイドバック材にホンジュラスマホガニーを使ったモデルになります。
アコースティックギターの場合、遠くからCI(コーポレートアイデンティティ)的なものを判断するにはピックガードが一番わかりやすいです。
目を凝らしたり、テレビでのヘッドのアップ画像を待たなくても一目瞭然です。 このピックガードは昭和の時代から存在している「ヒヨコ型」をとてもうまく昇華した素晴らしいデザインだと思います。
そしてヘッドは、当店でもカスタムオーダー受ける際に多くの方が入れたがる「イーグル」をモチーフにしてあり、さらに所有欲を満たすものになるでしょう。
復刻初期の頃は昭和から残っているイーグルを使っていましたが、工場にレーザーが入ったり、彫刻機が入ったりするごとに様々な木材で緻密な絵柄を入れられるようになり充実したデザインになっています。
最近のモデルは品番から大体の仕様を把握できるようになっています。
HD-503A,S/ATBというモデル名では、
HD-503はドレッドの500番デザインのマホサイドバック、
A,SのAは力木配置がA.R.S(アドバンスド リヤ シフト)、Xブレーシングの交点がグッと後ろ下がっています。
Sはスキャロップの意。
最後のATBは飛鳥 チーム ビルド の略です。
飛鳥チームビルドは、ヘッドウェイラインナップの中で機軸のグレードです。 昔ながらのヘッドウェイのイメージである硬質な音を元に、ナチュラルな胴鳴り感とナチュラルな華やかさを持たせた素晴らしいギターです。
このモデルは、ヘッドウェイの切れの良い硬質なアタックにマホガニーの優しさ暖かさが心地よいギターです。 やはり湖底から湧き上がるような深い低音と瑞々しくアタック、艶のある1、2弦のトーンが得られています。 このニュアンスはピックを持つ方でも指弾きする方でも歌いやすさを感じ、曲間のちょっとしたリードフレーズなどが気持ちよく決まり気分が盛り上がっていくものだと思います。
様々な音楽で扱いやすい500シリーズですが、マホボディの503は、特に人前で歌う方におすすめしたくなる音の印象です。もちろん優しさのある甘いトーンはソロギターでも気持ちよく弾けることでしょう。
本格的に良いギターを探したいって方に是非手に取ってもらいたい一本です。 今のヘッドウェイが堪能できます。
ヘッドウェイは(株)ミュージックプラザオグチでどうぞ!
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