自分の利益になるように
外界を変容させる、能力が増えていること。
これが「成長」。
生命体としての自分が、
より自分に合うように、
外界を変容させる。
これは、
植物にさえ応用できるような定義。
例えば、
石の上に種が落ちて、
生えた小さな木が、
石の上にある少しの土でなんとか大きくなって、
それがずっと根を伸ばして、
いつか石を割ることがある。
石を割ることに成功したら、
その木は養分をたくさん吸って、
もっと大きくなれる。
精神科医 神田橋條治先生の言葉です。
さらに、
臨床心理士の かしまえりこ先生は、
幼く、無力だった子どもが、
成長とともにさまざまな能力を身につけ、
その能力によって外界を変容させていく。
無力であったころに
適切な支援を得られた人は、
成長したときに周囲の、
より無力な人々がまた適切な支援を得られるように、
外界を変容させていくだろう。
と、おっしゃられてます。