● 昔から変わらない風景
こんにちは、竹之内です。
昨日はハノイから1時間半ほど離れた工業団地の企業を訪問してきました。
アポイントの合間に時間があり、工業団地の外を散策してみました。
普段は歩くことがないような田舎の街並みですが、昔から変わらない風景が残っているのでしょうか。
何だかなごみます。
特に人が優しくて、フレンドリーという事もなく、どちらかというと少し警戒されていたように感じましたが(笑)
工業団地で働くワーカーさんのための寮のような建物もありました。
各部屋の広さは二畳ほどでしょうか。
もちろん部屋には窓もなく、外には洗濯物が干してあり、生活ぶりがうかがえました。
都会にいても、一歩入ればローカルの生活ぶりが見えるのですが、田舎に行くとまた違った雰囲気がありますね。
ちなみにここは日系の製造業が多く入居する工業団地のすぐそばです。
ここで生活しながら、決して高いとは言えない条件で、工場での作業員として働き、更に田舎の家族に仕送りをしている方がたくさんいます。
娯楽施設など全くなく、仕事をしに来ているだけの生活環境です。
こういった方々のお陰もあって工場運営も成り立っているわけですね。
今後もこの辺りの環境が激変する可能性は低そうですし、ここはここで変わらない風景として残るのでしょうね。
都市部と比べてかなり遅れていると言われていることは聞いておりましたが、目の当たりにするとまた違います。
これはこれで日本人として、知っておくべき環境だと思いました。