姪から電話あり。
兄(長兄の息子)が親の書庫にと買った家を処分するんで、欲しい本があれば持って行ってほしいとのこと。
息子とは時々仕事場に本を差し入れてくれ昨年亡くなったあの男です。
上の写真はその書庫の一角。
母屋にももちろん書庫はある。
1時間でへとへとになって、やめた。
なにしろ本棚は二重になっているし、表面を見るだけだ。
↑持ち帰ったほんの一部。
『現代の眼』は昭和47年(1972年)のもの。
羽仁五郎や平岡正明が書いている。
連合赤軍あさま山荘の壊滅の話も。
みなさま真面目かえって考えておった。頭かかえて。
ナウじゃない? どうせそうでしょう。
定価200円。
長兄の子らは、「親父は読むより早く古本屋で買って来るんで困る」とこぼしている。
尊父は遺産のつもりでいたんだよ。
それがいまや邪魔ものあつかい。
親の心、子知らず。
つらいのう、切ないのう。
もう一度や二度取りに行くことになりそうだ。
家人から「もう置くとこないよ!」と言われておる。