無頼派をやってきたおれなんだが、
けっして人さまの邪魔だてしようとしてのことじゃないぞ。
大きな声では言えないが、むしろ人さまの邪魔をしないようひっそりと生きて行こうとしていたんである。
なお言えば、楽しみのひとつも提供できればとさえ思っていたんである。
自分ひとりを持て余しておる身で、衆生済度ともよう言わんが、わたくしも仏の道を求道しておるのである。
蟻んこ一匹でもその道を歩ませたいのである。
ただの吞んだくれと思ったら大間違いなのである。
なにしろおいらの師は宮沢賢治である。
まあそんなわけで、いまだにおでんを食い続けておる。
帰って食い物があるのは無上の幸せである。
あれから何十日たったっけ。
南無おでん三昧。
贅沢は敵だ。
1月28日からだから2か月以上くる日もくる日もこればかり食い続けておった。
それも本日で終了。
こう暖かくなったらいけません。
数日前ツバメを見ました。
さて、明日からなにを食えばいいんでしょう。