超一級の知恵者であるプーチンやトランプ先生があのザマなんだから、知恵というものもどこまで信頼できるものか心配になります。知恵のブランド力もどうだかねえ、と平民庶民も思うに違いない。平服するべき権威が失墜してしまった。
高知新聞の読者投稿欄に、「あんな人を大統領に選んでしまうアメリか国民は大丈夫なんでしょうか」と世話を焼いている人もいました。テレビの某コメンテーターは「品のない方」と評しておりました。一国の大統領に「品がない」とはねえ、失敬じゃありませんか。
まあそんなこともあるか。
(ありすぎると困りますよ。)
品のある知?うわー、
なぞとあわてふためいている方も多いかと。
おかげでおれも、あいつの言うことなんか信用できるか、と陰口をたたかれています。
こうなりゃ、いっそのこと、知からどれほど遠くにいるかで知のレベルを評定するほかないじゃありませんか。
利口ぶるんじゃない! これです。
理屈に合わん? 理屈に合っていることが世を支配していたらこんな世になっていないんじゃないか。
いやー非ユークリッドです。
■川口慧海『チベット旅行記』(白水社 1978年)
ぶっくいん高知古書部で買いました。
この店は亡き甥っ子が教えてくれた所で、以前「ヘンリー・ミラー全集9 冷房装置の悪夢」を買ったな。
慧海は1897年(明治30年)32歳、チベット入りをして6年過ごした。西蔵旅行記は西欧でも評価されているらしい。
カバーには平山郁夫のポタラ宮が描かれている。
さて、読むんでしょうか。
