
隈本オヤジ氏からの昨年末の同窓会報告によりますと、でん六・円鏡本橋氏が亡くなったとのこと。おれたちの世代が徐々に滅びていく。
ポロリ、ポロリと死んでゆく
みんな別れてしまふのだ。 (中原中也)
(おまへの訃報に遭うまでを、
浮かれてゐたとはどうもはや。)
いや、浮かれていたわけではないですが、
こちらはこちらで忙しいのです。
甥っ子が死んでしまって、おれより早く死ぬんじゃないという願いはむなしいものとなりました。
カラ元気出していることもできましょうが、
おれの拙い芸では、とても。
せめて忘れてゆくことができればねえ。
忘れるという小技も大事な業務なのでしょう。
彼の残していった業務は、
はたしてどなたが継ぐんでしょうか。
おそらく、だれかが。
写真は江ノ口川のカンナ。赤い花。