
この古書店は亡き甥っ子から教えてもらったもの。
かたりあふ書店がなくなった後、彼が良く利用していた。
家から遠いので今まで訪ねなかった。
たしかこの辺だが見当たらない。
外装工事中であった。
10時開店までしばらく待った。
ヘンリー・ミラーの『冷房装置の悪夢』(新潮社 ヘンリー・ミラー全集9)を見つけた。
ここで遭ったが百年目。
購入。
読むんでしょうか。
読むさ。
早々にあたしの好きなセリーヌの『夜の果ての旅』が紹介されておった。

吉本隆明さんに「農夫ミラー」という詩があった。
勁草書房の吉本隆明全著作集の「定本詩集」を見たが、
それはなかった。1968年刊だから無理か。
農夫ミラーとはうまいことを言う。
ニューヨークからパリへと流れ歩いた都会人ミラーには、農本主義ではないけれど、ある種の原始または根源への郷愁がある。
ヘンリー・ミラー像の代わりに↑
クワガタ男あるいは洟たれ男。
すまん90度倒れてます。ほんま腹立つわ。