
ウクライナの戦争、片が付きませんねえ。
ロシアのプーチンはひでえ奴だと思いますが、
やつらの<批判>はちゃんと広報されておりません。
盗っ人にも三分の理と申します。
その理を説かずなんとする。
いかにもまずい世界戦略であります。
国家は敵を作ることによって成り立つ。
自治区を作るところにではない。
<共同の利敵>を仮構するするところによって。
ウソでもなんでもかまいはせぬ。
派手であればよろしい。
国家間競争はそのようなものであるらしい。
そこで「むなしい」なぞと言おうものなら国賊になる。
あたしは国家をしょって闘いに出る覚悟はある。
ただここに、<疑い>を差し挟む余地は必ずある。
おれが竹槍持って吶喊するとき、だれか、
「やめろ」ではなく、「うぬぼれるな」と言ってほしい。
ナルシズムはあんまり高級な思想ではない。
卑小という概念をすり替えているのだ。
個人の生活なんか国家に比べて卑小なものだ、というふうに。
おれが必死にこさえてきた生活がだよ。
いやすまん、おれだけじゃなかった。
敵もそうだった。
生活を凌駕する訳の分からん幻想の共同体があるらしい。
そいつは、生活なんぞ虫けらと同じだよと言う。
そういうやつがどこかにいる。
そいつは命令するのではない。
ひ弱な生活が、もたれかかるのを待っている。
