おいらの兄貴は貧乏なもので、NHKに受信料を払いません。
「金なら、ない!」です。
「電気やガスなら止めるやろーが?電波も止めたらどーや?」
と言ってます。
そのくせ、「民放は面白くない。見るんは、やっぱ、NHKじゃ」
言うんです。



こらこら。
兄貴よ。
コストのかからないサービスはない。
受けたサービスには対価を払いなさい。



タダほど安いものはない。
おいらは、ひねれば熱い湯が出るシャワーに憧れて、
ガス給湯器をつけました。
 ♪Smoke get's in your eyes WHoo~m・・・
うーん、マンダム。



Tガスだったら給湯器はタダ!の甘言に乗ったところ、
ガス代がよそに比べてめちゃ高い。
2年にいっぺん新調できるぐらい、たかい。



わしら純情系には油断がならない世の中です。



テレビ欄しか見なくても、新聞代を払うように、
サービスにたいしては、ちゃんと対価を支払わなければなりません。
高速道路で、「この街宣車は、実は軽四なんです」などと
セコイことを言わないように。
 道路公団云々は、も一つ別の問題で。



酸素なんてのも、みなさまバカスカ消費してますがね、
これだって、森の小人たちが一生懸命作っているんだよ。
支払いなさい。        ↓
            ウソですよ。
       物知り顔で子供に教えないように。



本当は、30億年かけてラン藻や植物などが作ってきたんだ。
たいへんな時間コストかけてね、やっと作りあげた大気なんだ。
支払いなさい。
取ったもの勝ちと盗っ人みたいに対価を払わないのはいけません。



あたしんとこは、自分の消費する分ぐらいはうちで作っているから、
まあ、いいんすけどね。



富の源泉は、資源と労働(力)だと経済学は教えています。
労働力は、奴隷を拉致してきたり、蒸気機関を発明したり、
ロボットを作ったりで解決できますが、
資源はその土地に固着しておりますから、
誰にでも開かれたものというわけにはまいりません。



その点、大気は使い放題。
炭酸ガスも放出し放題。



この「し放題」が、富の(集中の)源泉になっているとしたら、
経済のシステムのどこかに、
支払いの猶予・または免除されている特別区があるのです。



 この項、続く、かも。              2002.8.28