>貧乏だからこそ、
>タバコを止めないんです。
http://www2.diary.ne.jp/user/105088/ の12月6日版より。
知人のブログにしては珍しく至言でした。
これを読んで、わたくし、鳥肌がたちました。
金もないくせに酒を買う、
金もないくせに車につぎ込む、
金もないくせに女に入れあげる、
こうなりゃ立派な<貧の意地>、ってものです。
飢え死にしすとも、俺ぁタバコ止めねえぞ!
この可憐な美しさが分からん奴とは、おつき合いはご免だ!
あっぱれ見事な男伊達、と申せましょう。
男の美意識は極北に立つのである。
賛同者?そんなもん、要らんわい!
おのれの墓碑はおのれが建てるんぢゃわい!
貧民には貧民の<道>というものがある。
かつて、「武士道」などと言って、武士でもないのに在り難がっていた馬鹿者どもがいたが、「貧民道」こそ照明が当てられるべきである。
男の口元にかすかに輝く灯火(ともしび)。
なにを照らすでもなく、たった独りで虚空のうちにたたずむ。
貧者の灯火はどんな立派な光輝よりも尊い。
政治・経済(社会)から見捨てられた存在こそが、
実は人の道の元本なのである。
それなのに、あゝそれなのに、みんなそれを踏みしだいて一歩前を行くことを「人の道」と思いたがっている。
仏の道は人の道だと、先師たちは言ったではないか。
続く。(→あてにはならん)
みんなビンボが悪いんや。