ド素人っぽくて、わたくしの沽券にかかわりますが、意味がよくわかりません。「調和の取れた構成部品」のこと?
昔、ステレオに憧れていた時、アンプはトリオ、チューナーはDENON、スピーカーは山水で、プレーヤーはテクニクスでピックアップはオーディオテクニカだ云々とその道の達人どもがワーワー言っていました。プレーヤーからスピーカーまで一社でまかなうのがジョーシキだろーがってわたくし、面食らいましたです。だいいち、デザインがバラバラになってしまったらば、調和もクソもないだろーが。
ところが、その道の通は「コンポーネント主義」で、構成部品をうまくかき集めることに血道をあげていたのでした。



「総合」家電メーカーの解体が始まっていたと読むべきだったのかも知れません。



敢えて「総合」にこだわることはない、得意分野は温存し、非得意分野は外注する、これで全体的な生産力が落ちなければいいではないか。アウトソーシング=外注制を編成能力として組み込んでいけた企業は生き残りました。南国市の地場産業のS農機は、エンジンから自社で鋳造しておりましたが、大手に飲み込まれ、その次は、消滅してしまいました。S農機のセレブなお嬢さまは、小学校の同級生でした。自動車産業もPC業界も同じです。



なにがなんでも自社の管轄内(テリトリー内)に組み込み指揮権を確保することが企業の護持になるのか?疑問です。富をアウターにも置いておくという「世界性」こそ企業の命綱なのではないでしょうか。(不良)在庫--恐ろしいことに人材も含まれます--の軽減が企業のリスク・マネージメントの主要な課題になっております。
つまり、絡み合わせうる「世界」をより大きく持っているかどうかが、企業の命運を左右するということです。



7月16日の新潟県中越沖地震で部品メーカーからの供給が途絶えたトヨタ自動車(他)は、一時大きく生産予定の数量を欠損させた。迂回路を設けないトヨタ「カンバン」方式の危機と言われたが、「変更の要なし」とトヨタ。その実、内部ではリスク回避のバイパスをシステムに組み込むべきだという論議が相当あったはずです。
初めて人間を月に送り込んだアポロ(11号)計画には、万一このシステムがダウンしたら次はこれ、という何層もの危機回避のルートを用意していました。



わが日本は、どう?
年金問題は、どう?
「おばあちゃん、あんたは大丈夫だよ。心配しなくていいさ。一世代後だからね、問題は」と自民党の某氏は言っておりました。はっきり「破綻」を認めているんです。なにが「100年大丈夫」だよ!社会保険庁の役人だって毛ほども信じていなかったじゃないか。



日本というシステムは、囲い込み主義でできている。
囲いから外れると不安で居ても立ってもいられなくなるし、
外れる奴が発生すると囲いの不備で不安になる。
こらが「美質」である、と言えなくもない。
「西洋では、囲いから出立することが自立であった。しかるに日本はなんぞや!」と若き高村光太郎のように怒ってみても、当の光太郎は戦時中その「美質」にきりきり舞いで舞い戻った。俗受けするテーマは「天皇あやふし」(『暗愚小伝』)だったのだけれど、「天皇」は日本の美質の象徴として彼は使用したのだと思う。



「このシステムが日本人を不幸にした」かどうかは、あと100年ぐらいしないと解けないのかもしれない。



面白くない?
ワシもそう思うから、もうやめるさ。
いや~、突っ込むと面白いかなー、と書き始めたんだけんども、
わたしの任ではないわさ。



お中元でスーパードライ350ml×24本が届いた。
うひゃー、発泡酒でねーぞ、ほんまもんや。
どこのどちら様やろ?思たらアサヒビール本社からだ。
「夢×挑戦ブログ」への応募ありがとうございました、とある。
そう言えば、2ヶ月ほど前バナー広告があって応募したっけ。
酒飲んでいたので、どんなコピーを書いたのか忘れた。
とにかく、「のどごし<生>」よりゃー、美味いじゃないかー!
これでしばらくしのげます。ありがたや。