こんなのが出てきました。
35年前、昭和46年(1971年)の『週間現代』です。
「佐藤首相の後継者ついに決定!」
の項目もある。田中角栄だったっけ。
表紙モデルは渚まゆみ(知らん)。
撮影は秋山庄太郎。
通勤ラッシュの満員電車を経験したアルビン・トフラーは、「あんな中で無事だったなんて、偉大な勝利だ」と感激してました。日本のサラリーマンは、毎朝「勝利」している・・・バブルに向かって、というわけだな。
NECの技術者に対して「日本はこれから<脱工業社会>に入って行くのですから、新しい技術や製品によって社会システムがどう変わっていくのかに注目すべきです。日本人は未来の衝撃に対して楽天的すぎ、危険です」と言っていました。
反論はお決まりの、「蒙古襲来や黒船来航など、日本人はフューチャー・ショックには耐性が出来ているから心配いらない」でした。
この号からもう一つ。
『日本列島が冷えている』
「このところ石油を燃焼させたり、原水爆の実験したりで、大気中の微粒子が増え、太陽光の熱線が吸収されているのが、地球冷却化の原因」と立花隆氏。
「さらに、もしかしたら、この現象は一万年単位とでもいった、長い時間の地球の変化を示していて、氷河時代に突入する前兆かも知れない」と編集者は脅かす。
つい最近まで「地球寒冷化」がトレンドだったんだ。