誰や、桂枝雀落語大全なんか借りて来たんは?
これからシリアスな話を書こうとしてたのに、
つい「高津の富」聞いてしもたやんか。
10代、増える精神科通院
1月7日19時39分配信 産経新聞
東京都品川区の戸越銀座商店街で5人が刃物で切り付けられた事件で、殺人未遂の現行犯で逮捕された同区の私立高校2年の少年(16)は数年前から精神科に通院していたという。10代の若者が精神科に掛かる数は増えている。「精神科の敷居が低くなってきている」と愛知淑徳大の古井景(ひかり)教授(精神医学)は説明する。
多くの子供たちが鬱(うつ)状態にあるというデータもある。北大の研究チームが昨年、小4~中1の738人を診断したところ、軽症も含め鬱病と診断されたのは全体の3.1%。“有病率”は中学1年では実に10.7%に達した。
古井教授は、家族や友人関係が希薄になりつつあることが背景にあると指摘する。「ストレスを吸収するサポート態勢がなくなり、精神科に丸投げされるようになった。(何らかの精神的な問題を抱えると)『ストレスで鬱だから』と精神科に掛かることがトレンドともいえる状況だ」
古井教授は「本来、精神科は脳の問題で薬を使うことが中心。鬱病の薬を出しておしまいということもありうる」と、悩みの“抜本解決”につながらない可能性も指摘している。
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「切れる中高年」に続いて、「鬱なる青少年」か。
おいらの描いてきた絵図通りである。
世界にうち解けない縮退する個性のルート(路線)がここにある。
最大の問題は、<親と子>の存立が危ういということだろう。
その関係が、いとも切れやすいのだ。
「親殺し」「子殺し」はまだしも濃密、と言えなくもない。
たいていが、そのカタストローフに至るまでもなく、崩壊している。
この世に安住できぬ個性がなにかの拍子にとんがってくれば、
新聞紙上に話題を提供することになる。
彼らを見ぬふりさえしておれば、世は泰平、なのだよ。
世の泰平の要諦は、見て見ぬふり、であります。
見んかったことにしておきまひょ、であります。
見えてるんやけど、これは闇の中へ、ということで、へへへ。
桃太郎侍が復活すればいいのに。