台風9号の接近で、8/12日足摺方面行きは断念しました。
ここ10年来の念願であったタープも買ったのに。
テーブルも新調したのに。
ところが、なにを考えたのか、四国を目の前にしてこの台風
右旋回いたしまして、高知県から遠ざかって行ったのでございます。
うっしゃーっ!決行(^^)!
8/13(日)6:30足摺(方面)に向かって出発しました。
途中、気が変わりまして、
窪川から右に入って、四万十川添いを下ります。
三島キャンプ場てのがありまして、取りあえずここで一服、
てんでテント張ります。
からすカァーで夜が明けて、でも、移動面倒です。
四万十川で行水し、ビールがんがん飲んで、西の山に日は落ちて、
ビールがんがん飲んで、ひとしきり哲学して、
ビールがんがん飲んで、
十六夜の月を愛でつつビールがんがん飲んで、夜も更ける、
という良き日也。
隣のパーティーでは、
「ナオキ!お前は手伝ってないんやから、
邪魔せんでじっとしてなさい」
「ナオキ!やかましいで!」
「ナオキ!お母さん忙しいやろ!」
「ナオキ!飴ここに放っといたんおまえやろ!」
「ボクやないー」
その他、「ナオキ!云々」うるせえのなんの。
ナオキ君4才の夏であった。
わしらの夏休みって、何だったんだろう?
キャンパー歴30余年の私からみなさまに言っておきます。
キャンプとは、退屈に耐えることです。
↓
と、太宰治は言っています。(?)
わたしは、退屈つぶし用の『文芸春秋』持って行ったが、
結局、読みもしません。
キャンプというのは、
いったい、どういう時間を過ごすペきモノなんでしょう?
さよう。
「無為」あるいは「無為を愉しむ」、これです。
携帯電話や、ラジオ・テレビ・CDの類は持ち込まないでくれ。
2バーナーの(コールマンの)こんろは、絶対やめてほしい。
それも、脚つきは、いか~ん!
そんなもの、持ってくんなー!
ばがやろー、おおおお・・・・・
と俺の声が四方の山に木霊したね。
悔しかったのはだな、
沼津ナンバーのハーレーでやって来た20過ぎのソロ・ツアラーの
女の子に相手にしてもらえなかったことですねえ。
アウトドアーズマンは、みんな友達なんじゃなかったんかーーーい。
ひときわ苦味を増したビールなのでした。
その泡のひとつひとつに、あ、十六夜のお月さま。
気が付いたら、帰ってきた我が家でビールがんがん飲んでました。
2000.8.15