ならず者に正義の鉄槌を!
などという声は、20世紀中に聞き飽きている。
コイズミは、対イラク戦争でアメリカに追随することによって得る
日本国民の利益(利権)を、「同盟国だから当然だ」というような、
同義反復(トートロジー)に陥らずに、フィジカルに、形而下的に、
ちゃんと説明すべきではないのか。
「世界の平和を守るため」?
「大量破壊兵器を持っているため」?
大量破壊兵器を一番持っているのは、アメリカさんではないのか?
「大東亜戦争」も、東亜共栄圏の建設だとかなんだとか、
デマゴギーにたよらず、日本国のエネルギー供給ルートを確保する
ために、リスクはあるけど喧嘩しちゃおじゃねーか、とやったら、
「狂気」に滑り込まず、負けそうになった時点で、
「まいりました」の白旗を揚げれたのだ。
敗北のスパイラル(敗北に向かって神風特攻する)に巻き込まれず
に、だ。
リスク管理の範囲を逸脱してする戦争は、
その分戦争の情熱を「正義」に求めなくてはいけない。
その場合、意に反して「正義」は必ず薄汚れてくる。
薄汚れた「正義」は、必ず「狂気」に傾く。
市民の倫理と家庭の経営主義(?)が、もう少し成熟したら、
国家間戦争は割の合わない野望であると解るかもしれない。
と、ふと考える。
また書くこともあるかもしれないが、
おいらの戦争論は、ナポレオン・ボナパルトやクラウゼヴィッツ
よりか、新しいぜ。
→大ボラ、ですよー。(笑)
コイズミよ。
美意識でなく、戦争に加担することによって得る日本国民の
リアルな利益を、われわれにぶっちゃけて説明してくれ。
アメリカは、フセインの「クズ野郎」を抹殺することと、
石油(供給)利権の確保をちゃんとリンクさせてシナリオを
書いているそうではありませんか。
と、新聞読みの某知人は教えてくれました。
あたしゃーね、マジのんびり新聞読んでいる暇がないのです。
2003.3.14