前回「コメント」欄に書いたKingCrimsonの EPITAPH です。
http://homepage3.nifty.com/~crmkt/01courtj.htm
に訳詩が提供されていました。
ここに至るまで「母をたづねて三千里」ぐらいの旅をしました。
 (俺はエピタフをピンクフロイドと勘違いしておった。)
お忙しい方々のためにサービスしときまひょ。



  「エピタフ(墓碑銘)」
 予言者達の書き付けた壁は
 割れ目から崩れ落ち
 殺戮の道具の上に
 日の光は燦然と輝く
 あらゆる人が悪夢や夢想とともに
 引き裂かれていく時
 栄冠など何処にもありはしない
 静寂が叫び声を呑み尽くしてしまう
 
 破滅の定めの鉄門のもと
 時の進行の種子は播かれ
 聡明かつ著名な偉人らの行為が
 水を与てきた
 掟を決める者もいないならば
 知識とは死を招く友人
 全人類の破滅の定めは
 愚者どもの掌の上にあるようだ



 錯乱こそ私の墓碑銘となろう
 ひび割れ荒廃した道を私は這い進む
 なんとかなるというのなら腰を下ろし笑ってもいられよう
 しかし 私は明日が怖い 私は叫び続けるだろう
 そうだ 私は明日を怖れ 私は叫び続けるだろう

こんな詞なんだそうだ。
馬鹿者どもの狂騒曲=ロックにも深ーいメッセージがあったんだ。
S町の「プア・ハウス」で油の浮いた不味いコーヒーをすすりながら、意味も解さず聴いていた我が身が悔やまれる。
英語の素養があったら、何とかして彼らを解読しようとしたろうに。
日本の英語教育が愚劣だったんだ、と言っとこう。



ついでに、も一つ。



  「21stセンチュリースキゾイドマン(21世紀の精神分裂者)」
 猫のあゆみ 鉄の一閃
 神経外科医が煽る 金切り声
 妄想狂の毒のドアが開き
 21世紀の精神分裂者 



 血の拷問 有刺鉄線
 政治家があげる 火刑の炎
 ナパームの業火に無知は汚され
 21世紀の精神分裂者
 
 死の種子 盲人の貪欲
 詩人の飢えた子孫は 血まみれ
 何ら望みは叶いはしない
 21世紀の精神分裂者



「狂っている」は、<現在>を指示する人々への称号か?
だからアメリカは賞賛されるんだな。
ベトナム戦争からずっと。



長すぎる「コピー」は、今回限り、にしましょう。
 PinkFloyd(ピンク・フロイド)に繋ぎたかったけど。