0711241 パナウェーブ研究所のHPを発見。
すっかり忘れていた謎の白装束団。



千乃正法キャラバンは〔ミカエル大王様御統治の地球の天界を奉ずる、日本国正法組織(千乃裕子会長及び主宰)が結成の〕、私、千乃裕子を、悪魔の支配する共産主義政党の下部組織、中核派並びに民青―民主青年同盟による過激派ゲリラの二十四時間連日攻撃から守る為、キャラバン隊を組んで、千乃裕子の仮住居であるパナウェーブ研究所(福井県五太子町)から、全国ツアーに出たのは九三年の春頃でした。ツアーと言っても、ゲリラの攻撃を避ける為のもので、山から町、町から村、森や林道、私有地、国有地などを、警察の許可を受けつつ、転々と移動をくり返しました。



当時の報道をやっと思い出しました。
中核派もいじめてたんか。
いじめはよそうよ。友達同士でしょ?(←違うって)



こういうカルトは、真剣になればなるほど、滑稽になる。
地球や人類存亡の危機感が募ればつのるほど、怪しくなる。



小林秀雄は戦時中こう書いていた。
「事変は僕等に新しい理想主義を教えたとみんな思い込んでいる。飛んでもない話だ。僕等の病気を明るみに出してくれたのである。僕等に反省のチャンスを与えてくれたのである。」(1941年『日露陸戦新史』)



理想主義は魔に取り憑かれやすいという習癖を持っている。
羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く、の喩え通り、
現代は真剣・真面目はヤボ、という仕儀とはなった。
まなじり決して論を説こうとしたら、
「あんたはん、ズボンのチャックが開いてまっせ」
どっと受けて、これでおしまい。



真剣の立つ瀬は何処にある。



パナウェーブ研究所もずいぶん変だ。
これほどスジを外したところでこうも真面目になれるものか?
とほとんど奇跡を見ている気持ちになった。



なに、「お気楽亭」さんも変わるところはないさ。
そう言われてもしょうがないか、と思うと暗澹となる。
でも、な、どこかにそれを分ける境界線があるはずなんだ。
それが何か、よく説明ができないけれど。



♪金星人がやって来た
 ヴァル様、ドン様、ジル様が
 ニクソンさんもお友達
 金星人がやって来た
 地球の危機を救うため
 フォースシールド出番だぜ
 行け行けパナウェーブ
 惑星Xやっつけろ
 ニビル星など屁のカッパ
  千乃会長万歳



私が応援歌を作ってあげました。
みなさまも激励のメッセージを送ろう!
http://www.pana-wave.com/ 



写真はわが家で産卵中のかまきり。
エイリアン VS プレデター 2 が楽しみじゃわい。