私は、50数軒の小さな部落の「体育委員」を任期3年で仰せつかっている。
持ち回り制だから、否(いや)も応もない。
しょうがないからお受けしすることになった。



いろんな仕事が送り込まれる。、
ソフトボールやバレーボールの部落対抗試合、
秋の部落対抗運動会から、豊年祭り、まで。



メンバー集めに奔走する。
ところが、集まりゃしないのだよ。
「仕事がある」
「脚が痛い」「腰が痛い」
「朝はオクラの取り入れで---」



企画や主催するのは役場の連中である。
別に新しいアイデアを提案するわけではない。
例年通りのプロジェクトにすぎない。



彼らは「7時に説明会です公民館に集合、時間厳守」と号令する。
私は仕事の帰りに滑り込み、「すんません、遅れました」ペコペコ。



これも彼らにとっては残業手当のつく「公務」なのである。
ワシらは、
「公務」を引き立てるために引き回されてヘトへトになる平民なのであーる。



おまけに、今年は国体なんだそうで、
それを盛り上げようてんで、ミニ国体を地区でやる、と言うのだ。



それが今日のバドミントンとソフトボールの大会。



バドミントンは予定通り初戦で簡単に負け、
うっしや-!この勢いでソフトも負けてとっとと帰ろうぜ。
・・・負けますわな。



ところが、あろうことか、あるまいことか、
主催者のアンボンタンめらが、
「おもしろいから、敗者復活戦やりましょ」ちゅーんだよ!



で、二回戦は5回コールドで、勝っちゃったんだよね。
三回戦でやっと負け(5回コールド)、解散。



やれやれ、朝7時半から、一日がこうしてつぶれた。



ま、ワシは予算の一部でビールを買いに走らせ、
ガンガン飲んでいたんすけどね。      2002.6.23