豆腐の角に頭ぶつけて死ね、と言うけど、
(と焼酎の湯割を飲みながら愛人は言うのだ)
どんな頭だったら豆腐の角にぶつけて死ねるんだろう?
豆腐がコンクリートに相当するような頭って、
どれほどやわらかければいいものだろうか。
僕は硬度を考えた。
豆腐に負ける硬さは液体であるか気体である。
でも、それらは、壊れるといったものではない。
ターミネーター2の流体人間は死ななかった。
次に大きさを考えた。
ふつうの豆腐では30cm立方ぐらいですでに自重を支えきれない。
どんぶりぐらいの大きさのプリンをイヤというほど食べたい!
と彼女は言ったことがあるが、
それ以上の大きさのプリンはできそうにない。
次に速度を考えた。
要は、豆腐の壊れる(スピード)よりも早く衝突すればいい。
時速200kmにならずとも、
身投げ者は海面がコンクリート状になっているのを知る。
待てよ。
あくまでも、相手は豆腐の角だ。
答えが「豆腐が凍っていた」じゃあ、小学生レベルの謎かけです。
で、僕の回答。
頭蓋がシャボン玉で神経線維が気体状にゆるい結合を持っている人。
重力がすんごく弱い惑星の住人です。
ま、ゴルフボールぐらいの惑星ですな。
正月らしいお気楽亭の大喜利でした。
物理学者からバカヤローの賛辞を受けそうです。