071015 蒙古放浪歌



作詞 仲田三孝 作曲 川上義彦



 風紀名門の子女に恋するを純情の恋と誰が言う
 路頭に迷う女性に恋するを不純の恋と誰が言う
 雨降らば降るがよい風吹かば吹くがよい
 泣いて笑って月下の酒場にこび売る女性は
 水蓮の如き純情あり
 酒は飲むべし百薬の長
 女は買うべし人生無上の快楽幼少美女の膝
 枕に快楽の一夜明ければ夢もなしまた金もなし
 砕く電剣握る美林
 のぞくコンパス六分の儀
 ああ我山行 渡鳥
 いざ唄わんかな 蒙古放浪の歌を



1 心猛くも鬼神ならず  人と生まれて情はあれど
  母を見捨てて波越えて行く  友よ兄等よ何日あわん



2 波の彼方の蒙古の砂漠  男多恨の身の捨て処
  胸に秘めたる大願あれど  生きて帰らん望みはもたじ



3 砂丘に出でて砂丘に沈む  月の幾夜が我等が旅路
  明日も変われど見ゆるは何処  小を求めん蒙古の砂漠



4 朝日夕日を馬上に受けて  続く砂漠の一筋道を
  大和男児の血潮を秘めて  行くや若人血潮の旅路



5 負はすらくだの糧うすけれど  星の示せる向だに行けば
  砂の逆巻く嵐も何ぞ  やがては越えなん蒙古の砂漠



http://homepage1.nifty.com/kenjo/kasyuu.htm
拓殖大学のHPです。ここで『蒙古放浪歌』を聞いてくれ。
加藤登紀子みたいにゃ上手でないけど、演歌はこうでなきゃ。
前振り(イントロダクション)が泣かせます。
バイヨリンの演奏くらい付けたってほしい。



 こんなのがあった。



 麗沢の水に散る紅葉  行く先何処か風に問え
 チベット蒙古かインダスか  断頭台の果露か



 こんなのも。
 青年日本の歌
1.泊羅の淵に波騒ぎ 巫山の雲は乱れ飛ぶ
  混濁の世に我起てば 義憤に燃えて血潮湧く
2.権門上に傲れども 国を憂うる誠なく
  財閥富を誇れども 社稷を念う心なし
3.ああ人栄えて国亡ぶ 盲ひたる民世に踊る
  治乱興亡夢に似て 世は一局の碁なりけり
4.昭和維新の春の空 正義に結ぶ益良雄が
  胸裡百万兵足りて 散るや万朶の桜花



「昭和維新の歌」とも言われてます。
昭和5年らしいですから、
2・26事件のテーマソングとも言えましょう。
 「社稷」かぁー・・・、死んで久しい言葉だなー。
右翼の街宣車から鶴田浩二の歌で聞くことができます。
街で見かけた時、駆け寄ってリクエストしたらよかろう。
喜んでかけてくれると思います。
これであなたも明日から立派な右翼の活動家になれる、かも。
街で僕を見つけたら、街宣車の上から声を掛けてください。



なんか分からんけど、謝ります。
「軟派でごめん。」



拓殖大学の学舎「臥龍窟」、いい建築です。
昔、『人間座』なる新劇団体に居候していた兄貴を訪ねて茗荷谷の駅から歩いたことがあります。右手に拓大がありました。
夕方でしたから、建物は見えなかった。
今は、建て直されているんだろうな。惜しかったなー。



「右翼」っぽいという意味では、拓大が国士舘よりも高級、かな。



さあ、上の二つの歌を憶えたら、あなたも立派な右翼です。
センチメンタルな同士愛を死ぬほど堪能できるでしょう。
 その前に「社稷」という概念を勉強しておいて下さい。



絵は関係ありません。
第61回高知県展特選の中居昭二郎さんの絵をパチってきました。
シーレー(彼岸花・曼珠沙華)の赤が、いい。