編集後記 | 西ナンバ卓球センターブログ

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店長小寺のブログです。
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春号の編集後記がとても評判が良かったのでなんとなく載せますにひひ




取材を通じて思うこと


 取材で様々なチームへ行くことができるのは、雑誌を作る仕事の持つ魅力の一つである。関西の強豪クラブへ取材に行って子供と触れ合ったり、最近「関西の翼」という企画を始めてから、関西トップ選手からじっくり話を聞く機会が増えたことなどで、強くなる選手の傾向のようなものを感じることがある。


 ジュニア世代で強くなる選手の多くは、基本的に練習嫌いが多い。或いは、練習をあまりしたくないという時期がある子が多い。私が知っている中での話だが、某強豪校の選手などにおいては練習が休みになったり1日練習が半日練習になると、飛ぶように喜ぶものだ。彼らは練習はそこまで好きではない。練習が嫌いなのに卓球は強いという矛盾は、一般の子ども達には理解しにくい部分だろう。しかし、間違ってはいけないのは、練習が嫌いであっても卓球は好きなのだ。強くなる選手には、当然ながらハードな練習がついて回る。そして強くなる選手は、楽しいだけでは強くなれないことを知っている。苦しさや悔しさの上に、本当の楽しさがあることも知っている。だから、嫌だ嫌だと言いながらも、必ずハードなメニューをこなす。そして、その原動力の最たるものはやはりプライドだろう。ある時期までは、親や先生が強制的に練習を課す事が多いが、その時期を過ぎたり、勝つことの楽しさを覚えた時から自発的にハードなメニューをこなし始めるものだ。取材を行ったトップ選手は総じてプライドを持ち、精神的に自立していることがとても印象的だった。


 「好き」の意味は人それぞれ違うだろう。高めた技術を駆使し、思うように体や球を操れること自体に喜びを感じる者もいれば、勝つことで周りが喜ぶことや、勝つことにのみ喜びを感じる者もいる。ジュニア世代では勝つ事に喜びを感じる選手が多い。また、一心不乱に物事に打ち込む事自体に喜びを感じる者もいれば、卓球を通じて友人が多く出来ることに喜びを感じる者もいるだろう。


 好きな理由は様々であるが、これは仕事でも共通する部分が多くある。お金のため、家族のため、名誉のため、自身の成長のためなど、仕事を好きだと感じるポイントは人それぞれである。我々編集部にとってタマという仕事は、卓球への恩返しという「志」を叶える手段であると言えるだろう。幼い頃から卓球が友であり、師であり、卓球に育てられてきた。選手としては花を咲かすことはできなかったものの、かけがえのない卓球という存在には殊に恩情を感じている。その大恩に報いたい一心で始めたタマだが、気付けば日々の取材活動の中で、卓球は師として今でも師事してくれている。いつか、「卓球に恩返しが出来た」と思える日が来ることを祈って今日も仕事に励みたい。      


〈編集人 小寺敬太〉






もうすぐタマを発行し始めて2年になりますが



いったい僕たちはなぜこれをやっているんでしょう。





今やっていることが何かになるのでしょうか。



何にもならんのでしょうか。





この辺は終わる事のない禅問答ですし



やっと出た答えも風にさらわれるように消え去り



次の答えがやってきます。



そして新たな答えもまた風にさらわれて…。







ぐるぐるぐるぐる…








そんなときは卓球への恩返しという初心に戻るんですね。





これは鉄板でやる気でますビックリマーク









次の号は誰が喜んでくれるのか。




まだ見ぬ笑顔のために


残り10日間ラストスパートですニコニコ