本当なら今日は2年ぶりの寒ブリ狙いの丹後のジギングに行く予定だったが時化のため欠航。

気持ちは遊漁船モードだったので代替として「荒れてない」明石に近年好調の冬の鯛ラバでもやりに行こうと思ったものの、仕掛けの準備等が面倒になってきたので止め。

 

で、特にやる事がないので酒を飲みながら久しぶりにblogでも書こうと思ったもののネタが無い。

 

うん?今日は13日?あっ!13で連想する事といえばラッキー13。(私だけ?)

 

というわけで、へドンのルアー ラッキー13の話でも書こうと思う。

 

このルアーの名前の由来とかウッドの時代、スプークになってからの首割れ、縦割れ、レアカラーがどうだとのうんちくはその筋のオタク専門家にお任せするとして、

私が中学2年か3年の時に大枚をはたいて初めて買ったへドンのルアーがタイニーラッキー13である。

当時はスピニングタックルしか持ってなかったのでこのサイズがジャストであった。

その時代の分類的にはポッパーというこのルアー。しかし実際に使ってみると思ってたのと違う。

ポッパーつもりので強く引いたら沈むし、そのまま巻き続けてもクランクベイトみたいに規則的にフリフリするわけでもない、のでへドンという名であるが駄作のルアーだと思ってた。

高校3年になってバイトをして資金が増えると流行りのロッド、リールに加えて、ルアーもへドンのトップウォータープラグであればとりあえず買うべきだ、みたいな謎の風潮が仲間内で浸透して、もちろんオリジナルサイズのラッキー13もみんな買った。

しかしタイニーラッキー13同様に思い通りに動かない。

同じへドンのチャガスプークはポコポコと心地良いポップ音と共に意図通りに左右に首振り出来るが、ラッキー13は意図と違う方向に首を振る

使いにくい、使ってて面白くない、そして釣れる気がしない

と三拍子そろったルアーであった。

そんなルアーなのでタイニーラッキー13同様に当時のメインのタックルボックスから2軍落ちになっていた。

その後大人になりボートからのサーフェイスの釣りをするようになったある日の紀州七川ダム遠征の時、2日間の釣行で1日目はそれなりに釣れたが2日目になると朝マズメ以後はさすがに反応が悪くなったのでルアーのサイズを落として浅場の小バスに遊んでもらったりしてたわけだが、とうとうそれでも釣れなくなり、保険で忍ばせているワームレッドペッパーアワビ張りのミノーペンシルの出番かと思ったが、さすがに七川ダムまで来て、琵琶湖の岸釣りでやってるような事はしたくなかったので、この機会にタックルボックスの中に賑やかしのために入れてたラッキー13のアクションの練習でもしようと思いラインに結んだ。

オリジナルサイズのラッキー13は今までまともに使ったこともないし、もちろん魚を釣った事もなかった。

 

ダムサイド近くの絵に描いたような切り立った岩盤ギリギリにキャスト。

 

着水後3~4アクションで水面が炸裂!!(すればいいのに)

 

という妄想を抱くも案の定水面は沈黙。

 

だいたいこの時点で反応が無い場合は高速回収して次のポイントにキャストするわけであるが、今回はアクションの練習なのでしばらくネチネチと動かしてみた。

 

キャストして数分(長い!)、ルアーの位置が岩盤から10mほど離れた頃、ルアーが消えた

 

捕食モードのような水面が炸裂するようなストライクではなく弱々しいバイトだったので小バス?と思いきや、ずっしりと重い。

 

さらに水深があるポイントだったので真下に走る。

当時の七川のバスは他のダム湖のバスとはパワーが違う

よくスモールはラージの3倍引くなどと言われるが3倍はともかく、それに近い感覚がある。

50アップは確実と思って慎重に同船者にネットでランディングしてもらったのは47cmのバスだった。

記念すべき私のラッキー13での初フィッシュである。

 

この経験を皮切りに、ラッキー13がめでたく補欠からレギュラーに昇格して、その後いろんな釣り場で「釣るためのルアー」としてそのアイデンティティを証明する事になる。

 

ラッキー13の使い方については、いろんな人のいろんな使い方があるとは思うが、

私の使い方というのは、

 

〇ポップ音は極力小さく

〇移動距離は極力少なく

 

この2点を留意している。

首振りは意図通りに動かせない(勝手に動く)ので特に気にしてない。

 

このルアーはダーターだからたまにリーリングするという人もいるが、リーリング中に(回収中含む)うっかりヒットしてしまった時の拍子抜け感が嫌なのでそういう使い方は避けている。(釣れたんなら喜べよ

 

 

おわり