中学生になれば、いじめもなくなるかもと期待したこともあったけど、そんなことはなかった
中学生のときは特に最悪だった気がする
いつもの、
無視
陰口
異質なものを見るような視線
仲間はずれ
それに加わったのが「睨みつける視線」
これが一番、心にキツかった
そして、ホントの本当に、「人が怖い」ということが、ワタシの頭と心に刻みついた瞬間だった
ワタシは、みんなと同じように生きていてはいけないのか?
ワタシは、一体なんなんだ…
悶々と考えを巡らせていたとき、ワタシの心を余計にどん底へ突き落とす出来事があった
ある日の休憩時間だった
ワタシがトイレから帰ってきて、教室の扉から窓際の友達の方を見たら、楽しそうに何かをノートに書いているのが分かった
何を書いているんだろう…
友達がいる席に近づいていって、
ワタシ「楽しそうー。何してるの?」
Aちゃん「あ💦うん…」
Bちゃん「絵を書いてたん…だよね?💦」
Aちゃん「…💦」
ワタシ「そうなんだ…」
何だろう…
二人共、すごく焦ってる
焦りながら絵を隠そうとしていたけど、一瞬だけ見えてしまった
人って、一瞬だけで何かを判断なんてできないと思っていたけど、それは違うことがわかった
二人の友達が書いていたのは、簡単なワタシの似顔絵
それも、独特な嫌味の込められた絵のタッチが特徴的で、言葉が出なかった
あと…
実は、友達が焦った理由も分かっていた
だから、苦笑いしか出てこなかった