帯広出張中の話。


ベッドが変わるとだいたい眠れないので

長い夜をどう過ごすかというと

だいたいはYouTubeで音楽を聞いている。



TRFとか、

スピッツとか

ZARDとか

割りと懐かしめのJポップス。



もっと古めの中島みゆきあたりも好き。



今回も音楽からスタートしたものの

なんとなく飽きてきて

声優さんの「読み聞かせ」を聞くことにした。



どうせなら眠くなりそうな古典でもと探すと「源氏物語」があって、しかも現代語訳の舞台を公開したものらしい。



源氏物語大好きなので

これは聞くしかない!(見るしかない!)



聞き始めるとぐいぐい話に引き込まれる。

いやあ、声優さんの演技が素晴らしい。

滑舌よくて聞き取りやすいし。



脚本もテンポよく、

短歌と現代語のバランスもよく

人物の関係性とか、時代的な背景とかも

すんなり理解できる。



まあ基本は、夜這いと、浮気と、慕情と、嫉妬、を繰り返す恋愛話なんだけど、

ただのゴシップストーリーでは終わらないのが源氏物語。確かな「文学」としての格調があるんだなあ。



例えば、

群像劇としての話の構成力であり、

時間の経過と共に代わりゆく「心」の捉え方だったり

因果応報の残酷なストーリーだったり。



結局、話に夢中になり、一睡もせず。



楽しかった!



こんなに見ごたえあるものが

なんと無料。

YouTubeありがとう。



そして、声優 野島健児さん 、演技素晴らしい。

ブラボー。





小学生の頃、はまった漫画。
好きな登場人物は朧月夜。