SDGs(エスディージーズ)
という言葉を頻繁に見聞きするようになりました。
ざっくりと言えば
国連総会で採択された
世界が目指すべき目標、なのですが
法的拘束力のない「キャンペーン」が
これほど注目されるのは
人間社会がこれまでにない
危機感を共有しているからだと思います。
とりわけ、地球環境は深刻で
今年8月に発表されたIPCC報告書(気候変動に関する国連研究機関の調査報告書)を読むと、
もしかしたら2100年にはひとが住めない星になってるんじゃないかと感じるほどでした。
地球温暖化はまだ気温上昇が続いていて
例えば永久凍土の消失など、起きたことは二度ともとに戻りません。
SDGsは環境だけの目標ではないですが、
今後の経済活動を行う上で重要な要素になると思っています。
わたしはこの一年間、
企業のSDGs推進プロジェクトにかかわってきました。
「企業の生産活動」と「SDGs」を同じ価値観で考えるのは難しいテーマです。
いままでの資本主義経済は、大量生産、大量消費に支えられてきましたが、
これからは節約型社会に対応した仕組みや商品開発が求められてきます。
生産量が減り、コストアップするなかで利益確保が求められます。
マーケティングにおいても、SDGsを背景にした変化は始まっていますよね。
テレビCMでは商品価値より、SDGsに取り組む企業価値をアピールしたり
企業ホームページや商品パッケージにはSDGsのロゴマークが目につくようになりました。
商品のメリット訴求だけではものが売れないってことです。
企業の理念が判断されるということです。
これからのマーケティングは
ブランディングが大事と感じてます。
ただしブランド力を高めるって手法だけではダメですね。
本気でやらないと底がみえる。
お客様を喜ばせたい気持ちと、仕事への愛情は不可欠だと思います。