特別な扱い
というのは
お客様の心をくすぐる。
接客商売に限らず
人間関係て
そんなものだよね。
隣町に
お気に入りの豚カツやさんがあった。
安くはないが納得する店だった。
素材のよさ、丁寧な仕込み。
こじんまりとして騒がしくなく
居心地のいい店内。
過去形なのは
残念ながら閉店してしまったからだ。
閉店前
閉店の噂をきき
最後の食事を、と店に行くと
その日はあいにく昼は貸し切り、
夜の整理券も配らない日だった。
店の扉をあけ
女将さんを見つけて
「今日は食事無理なの?」ときくと
「今日は○○会にとって特別な日なので、他のお客様はお断りしてるんです。」という。
女将がいう○○会が何なのかは知らないが
○○会所属員じゃないわたしにとって
必要のない言葉だと思った。
同時に時々とはいえ、
10年間通ったこちらの顔を
全く覚えていなかったのかと残念に思った。
女将の不用意な言葉に
あなたは特別なお客様ではない、
という本音が見えてしまったのだ。
店からすれば商売の幕を閉じるときに
もはや商売魂は無用だとも言えるが
そのできごとはとても印象に残った。
ビジネス上の対人関係もこうなのだろうな。
あなたはわたしにとって「特別な人」と
こちらが示せば関係は良くなり
相手もわたしが特別な人、になる。
特別扱いは自尊心をくすぐる。
発する言葉はしたたかに
計算されなくてはならない。
好き嫌いで、態度がちがうなんてのは
やっぱり結果がでないひとの行動なのだ。
それにしても残念!
代わる店がないんだなぁ~。
