今日は、同居ネコ『伊之助』とはじめてあった時のことを思い出してみます。
昨年(2011年)11月2日のお昼頃
買い物へ行く途中、交差点の赤信号で車をとめました
私は左折するため道路の左側、私の右隣りには右折しようとしているトラックが1台いました。
何気なく前を見ていると
何か 白い 小さい ものがこちらに向かってきていました。
「えっ! 何?」
最初は、何なんだか全くわかりませんでした。
どんどんこっちに近づいてきます。
「え~~~
ちびネコじゃないの」
もう、ビックリして心臓はバクバク
どうすればいいのよ!?!
その間にも、ちびネコはこっちに向かって走っています
ボヤボヤ考えていれば、ちびネコは轢かれてしまうかもしれません。サイドブレーキを引いて、外に出ました。(もちろん、車はその場所にそのまま)
そしたら、なんと右隣りのトラックの運ちゃんもちびネコに気づいて、トラックから飛び降りてきました。
運ちゃんのトラックと私の車とで、後ろに続いている車は通行止めになっています。でも、その時はそんなこと気にしていられません。
私たちに気づいたちびネコは、なんと 運ちゃんのトラックの下に入ってしまったのです。
運ちゃんと私はトラックの右を左を行ったり来たり、下を覗いたり…。しゃがんで手を伸ばしてちびネコを捕まえようとします。
が…。ちびネコも必死です。
今度は、ちびネコ、何を考えたのか 荷台の間 に逃げ込んでしまったのです。
うわ~っん もう捕まらないじゃん
と思ったとき、運ちゃんすごいです。
トラックの下に潜り込み、手を ズズ~ッ と伸ばして…
ちびネコをがっしりと、つかんだんです。
「ひゃ~、良かった~」
もう、泣きそうになるほどの感動です
そこまできて、やっと2人は我に返り、自分たちの置かれている状況に大慌てです。
私たちの後ろにはずらっと車の列
子ネコを抱いた運ちゃんはトラックを運転することができません。
私は運ちゃんとちびネコをそのまま残し、自分の車を移動しました。
そして、交差点に戻り、運ちゃんからちびネコを受けとりました。
今度は運ちゃんの番です。トラックを移動します。
その間、どれくらいの時間だったか記憶にないのですが、後ろに並んでいた車の方々は、事情を察してくれたのでしょう。
誰一人クラクションを鳴らす人も、文句を言う人もいませんでした。ただ、じっと、待っていてくれました。
こうして、真っ白(その時はすす汚れていましたが)ちびネコの『伊之助』は、私と運命的な出会いをしたのでした。