小嶋伸さん・サチコさんの個展が開催中とのことで、
大学の帰りに覗かせて頂きました。
最近、短編ストップモーションアニメ「ネコマチッタ物語・ゼブラさんの手紙」を
リリースされたばかりということもあって、そのDVDや映画に使用された猫たちが
今回の展示の目玉でしたが、久しぶりにお会いした小嶋さんと
原発に関する話題ですぐさま話が盛り上がり、
気がつけば、1時間以上もずっと話してしまっていました。

「スーパーニャントリウム」をめぐる話が、ゼブラさんの手紙に乗せて展開します。
まさに、世相を反映したストーリーです。

「ウォルナット」「ブラックエボニー」など、登場猫たちの名前には
(一部を除き)木の名前が付けられています。
約20分の短編映画故に、見ているとすぐに終わってしまう印象ですが、
木を削って作った猫たちを使って1コマずつ撮影をしていくことは
クレイアニメとはまた違った難しさがあったでしょうね。
乱暴な言い方をすれば、「機関車トーマス」に近い作りですが、
全体的にトーマスよりももっと細かく動きがある感じです。
DVDにはメイキング映像も収録されていて、その背景を制作するだけでも
かなりの日数がかかっていることがわかります。
こういったDVDならではの特典映像は面白いですね。
難しい問題を題材にしたストーリーですが、
子供から大人まで楽しめる内容になっていますので、
興味をお持ちの方は是非、こちらからどうぞ。